「フェラーリの新型オープンカーって何?」「アマルフィ スパイダーはクーペと何が違う?」——2026年3月12日(現地時間)、フェラーリはローマの後継モデル「アマルフィ」のオープンバージョン、アマルフィ スパイダーを正式発表しました。この記事では、スペック・デザイン・クーペとの違い・歴代モデルの系譜を徹底解説します。
先に結論|アマルフィ スパイダー 概要まとめ

アマルフィ スパイダーとは何か|「La Nuova Dolce Vita」の最新章
フェラーリ アマルフィ スパイダーは、「カリフォルニア」→「ポルトフィーノ」→「ローマ」と続いてきたフェラーリのフロントミッドシップV8・2+2シリーズの最新モデルです。クーペのアマルフィが2025年7月に発表され、約8ヶ月後にオープンバージョンが登場しました。
コンセプトは「La Nuova Dolce Vita(新しい甘い生活)」。パフォーマンスだけでなく、エレガンスとライフスタイルの喜びを体現するモデルとしてフェラーリが位置づけています。ローマ スパイダーを直接置き換えるモデルではなく、より洗練・進化させた上位互換として登場しています。
メルセデス・ベンツ VLEクラスも2026年3月発表
同じく3月10日には超高級電動MPV「VLEクラス」も発表されました。フェラーリとは正反対のアプローチで「移動を上質に」を追求したモデルです↓
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スペック詳細
エンジン・パフォーマンス

搭載エンジンは3,855cc V型8気筒ツインターボ(F154ファミリー最新B系)。「20世紀最高のエンジン」との呼び声も高いF154の最新作で、最高出力640CVは先代ローマ比で19馬力向上しています。トランスミッションは8速F1 DCT、駆動方式はFR(後輪駆動)。
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| 項目 | スペック |
|---|---|
| エンジン | 3,855cc V8ツインターボ(フロントミッドシップ) |
| 最高出力 | 640CV(PS)/ 7,500rpm |
| 最大トルク | 760Nm / 3,000〜5,750rpm |
| トランスミッション | 8速F1 DCT |
| 駆動方式 | FR(後輪駆動) |
| 0-100km/h | 3.3秒 |
| 0-200km/h | 9.4秒 |
| 最高速度 | 320km/h |
ブレーキ・バイ・ワイヤシステムの採用により車両制御の精度が向上。あらゆるグリップ条件に対応する「ABS Evo」でブレーキ性能と安定性も強化されています。
ボディサイズ

| 項目 | 寸法 |
|---|---|
| 全長 | 4,660mm |
| 全幅 | 1,974mm |
| 全高 | 1,305mm |
| ホイールベース | 2,670mm |
ソフトトップと荷室

ソフトトップはボタン操作ひとつで13.5秒で開閉が完了。時速60km/hまでの走行中でも操作できるため、突然の雨でも素早く対応できます。オープン走行時は一体型ウィンドディフレクターが乱気流を抑え、高速域でも快適なオープンエアドライビングを実現しています。
荷室容量はオープン時172L・クローズ時255Lを確保。クローズ状態ではクーペと同等レベルの積載量があり、2名での週末旅行なら十分なスペースです。スーパーカーとして異例の実用性も、このシリーズの大きな魅力のひとつです。
デザイン|エレガンスとエアロダイナミクスの両立

デザインはフェラーリ デザイン責任者フラビオ・マンゾーニ氏が率いるチームによるもの。コンセプトは「不要な要素を排除し、機能に必要な最低限のラインを追求する」ピュアでシンプルな美しさです。
エアロダイナミクスでは、フロントのヘッドライト上部のバイパスが車両前部とエンジンルームを繋ぎ、過剰な圧力の低減とエンジン温度管理に貢献。フロントアンダーボディに一体化したボルテックスジェネレーターとディフューザーでダウンフォースを強化し、車体後部には可動式ウィングを装備しています。見た目の美しさと空力性能が高次元で融合したデザインです。

インテリアはクーペと同じく、大型デジタルコックピットと物理ボタンの復活が特徴です。先代ローマにあったiPadのようなセンターコンソールのコントローラーを廃止し、スッキリとした操作系に刷新。エンジン起動もフェザータッチから物理ボタンに変わり、フェラーリらしい官能的な操作感が戻ってきました。
クーペとの違い|スパイダーを選ぶ理由
| アマルフィ クーペ | アマルフィ スパイダー | |
|---|---|---|
| ルーフ | 固定ルーフ | 電動ソフトトップ(13.5秒開閉) |
| 全高 | 1,301mm | 1,305mm |
| 荷室容量 | 約270L | 172L(オープン時)/ 255L(クローズ時) |
| 0-100km/h | 3.3秒 | 3.3秒(同等) |
| 最高速 | 320km/h超 | 320km/h |
| 日本価格 | 3,418万円〜 | 未発表(クーペより高くなる見込み) |
| こんな人向け | 純粋な走りの完成度重視 | オープンエア・ライフスタイル重視 |
注目すべきは、ソフトトップを採用することで0-100km/h加速3.3秒・最高速320km/hをクーペと同等に維持している点です。オープンにすることでパフォーマンスが犠牲になるという常識を、フェラーリのエンジニアリングが打ち破っています。
歴代モデルの系譜|カリフォルニアからアマルフィまで
アマルフィ スパイダーが属する「フロントミッドV8・2+2・FR」シリーズは、フェラーリのラインアップの中で「最も日常使いに近いフェラーリ」として受け継がれてきました。
| モデル | 発売年 | 特徴 |
|---|---|---|
| カリフォルニア | 2008年 | シリーズ初代。リトラクタブルハードトップ搭載。フェラーリ初の直噴エンジン |
| カリフォルニアT | 2014年 | F154 V8ツインターボを初搭載。560CV |
| ポルトフィーノ | 2017年 | 600CV。より洗練されたGTキャラクターへ |
| ローマ | 2020年 | 「La Nuova Dolce Vita」コンセプト誕生。クーペのみで登場 |
| ローマ スパイダー | 2022年 | ローマのソフトトップ版。612CV |
| アマルフィ | 2025年 | ローマ後継。640CV・物理ボタン復活・アクティブエアロ搭載 |
| アマルフィ スパイダー | 2026年 | 最新オープンバージョン。クーペと同等の0-100km/h 3.3秒を実現 |
このシリーズは一貫して「フェラーリの入口」とも言われてきました。ミッドシップの高難度な扱いをいきなり求めるのではなく、FRレイアウトで日常使いもできるGTカーとしてフェラーリの世界観を体験させてくれるシリーズです。
価格と日本発売について

2026年3月時点で、アマルフィ スパイダーの日本価格は未発表です。ベースとなるアマルフィ クーペの日本価格が3,418万円〜、米国価格が約283,000ドル(約4,200万円)であることを踏まえると、オープンモデルのスパイダーはさらに上回る設定になる見込みです。
アマルフィ スパイダーは買えないけれど——現実的な「オープンスポーツ」という選択
アマルフィ スパイダーは間違いなく魅力的な1台です。しかし3,000万円超という価格は、ほとんどの人にとって現実的ではありません。「オープンスポーツで走る喜びを味わいたい」という欲求自体は、もっと身近な形で叶えることができます。
たとえば同じV8エンジンを持つメルセデス AMG SL、ポルシェ 911カブリオレ、あるいはBMW Z4のような輸入オープンスポーツカーは、フェラーリの「オープンエアで走る喜び」に最も近い体験を提供してくれます。これらはカーリースでの取り扱いもあり、月々定額で乗ることができます。
輸入スポーツカーのカーリースを近日公開予定
メルセデス AMG・ポルシェ・BMW Mシリーズなど、フェラーリに近い走り・オープンエア体験ができる輸入スポーツカーのカーリース比較記事を準備中です。公開次第、こちらにリンクを追加します。
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>>メルセデス・ベンツ カーリースで乗る方法
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よくある質問

フェラーリ アマルフィ スパイダーの発売日はいつですか?
2026年3月12日(現地時間)に発表されました。日本市場での発売日・価格は2026年3月時点で未発表です。クーペ(アマルフィ)は日本で3,418万円〜で発売中です。
アマルフィ スパイダーとクーペの違いは何ですか?
最大の違いはルーフです。スパイダーは13.5秒で開閉する電動ソフトトップを搭載し、時速60km/hまでの走行中に操作できます。パフォーマンスはクーペと同等で、0-100km/h 3.3秒・最高速320km/hを維持しています。荷室はオープン時172L・クローズ時255Lです。
アマルフィ スパイダーの価格はいくらですか?
日本価格は未発表です。クーペが日本国内3,418万円〜であることを考慮すると、スパイダーはさらに高い設定になる見込みです。欧州市場ではクーペが24万ユーロ〜で設定されています。
ローマ スパイダーとの違いは何ですか?
主な違いはエンジン出力(612CV→640CV)、大型デジタルコックピットの採用、ブレーキ・バイ・ワイヤシステムの搭載、アクティブエアロダイナミクスパッケージのアップデートです。また、物理ボタンの復活でドライバビリティも向上しています。
まとめ|アマルフィ スパイダーが示す「フェラーリらしさ」の新章

アマルフィ スパイダーは「走る喜び」と「ライフスタイルの豊かさ」を同時に追求した、フェラーリの新しい回答です。価格は現実的ではなくとも、その哲学——「移動する時間そのものを上質な体験に変える」——は、より身近なクルマ選びにも応用できるはずです。
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