三角表示板の代用として設置できるPURPLE SAVER(パープル セーバー)をご紹介します。
PURPLE SAVERとは?
PURPLE SAVERはエーモン(amon)が2022年7月より発売している非常表示灯です。Amazonでは2,600円で販売されています(2022年9月時点)。このPURPLE SAVERは高速道路における緊急停車時、三角表示板の代わりに設置できる道路交通法施行規則適合品です。本体の底面がマグネットになっているので、車体に設置することができます。また、底面がシリコン製の防水カバーなので雨天時にも使用できますし、車体への傷つきも防止します。なお三角表示板と異なり、車体への設置で大丈夫です。車の後方50mに設置しなくても平気です(販売元のエーモン工業株式会社に問い合わせて確認済み)。
※本製品は、道交法施行規則第2章6の停止表示の基準を満たしています。
道路交通法施行規則記載の基準
・高さ150mm×幅170mm×長さ170mm以下
・点滅式であること
・200mの距離から容易に確認できる
・灯光色が紫色
PURPLE SAVERはこれらの基準を満たしています
三角表示灯の代わりに設置できる非常信号灯です。
三角表示板とPURPLE SAVER
気になる人が多いであろう三角表示板とPURPLE SAVERの違いをご紹介します。主な違いを以下の表にまとめましたのでご覧ください。
※三角表示板は、エーモン 三角停止板 国家公安委員会認定品(認定番号 交F16-2)のものを参照しました。
三角表示板 | PURPLE SAVER | |
大きさ(mm) | 幅436×高さ116×奥行50 | 幅37×高さ142×奥行67 |
視認性 昼間 | 約200m | 約300m (夜間は約800m) |
設置場所 | 車両後方50m | 車体のルーフ |
収納のしやすさ | △ | ◎ |
電源 | なし | 単4乾電池4本 ※別途購入 |
おもさ | 1660 g | 120g |
軽くて、コンパクト
まず大きさですが、PURPLE SAVERの方がコンパクトで収納がしやすいです。バイクへの収納にも困らないでしょう。また、重さも120gと軽いので持ち運びも楽です。
設置場所は、故障車に直接でOK!!
故障時の設置場所は、三角表示板は故障車の後方約50mに設置します。一方のPURPLE SAVERは、故障車のルーフに設置でOKなので車内からの設置が可能です。
車内での待機は危険!!
車内や故障車の前後での待機は、後続車に追突される危険があります。ガードレール外など、安全な場所に避難しましょう。
ただし電池交換が必要
三角表示板は電源を必要としませんが、PURPLE SAVERは電池を電源にして点滅発光します。そのため適切なタイミングで電池交換が必要となります。車検に合わせるなど、定期的な電池の交換がとても重要です。なお、乾電池は同封されていないので別途で購入する必要があります。
PURPLE SAVERの明るさは?
PURPLE SAVERは、夜間で約800mの視認性を確保していると記載されています。実際に夜間点灯させてみたところ、数百メートル先でも視認できるだけの光量がありました。少し離れたところで撮影した写真は、以下になります。
離れたところからでも十分視認できると思います。写真で見るよりもはっきりと点滅発光しているので非常時には頼れる商品でしょう。なお、昼間に点灯させた際の写真は以下になります。
霧がかかっていましたが、100m後方でも十分視認できる明るさでした(写真は50m後方から撮影)。写真でみるとPURPLE SAVERが小さく明るさも足りないように見えますが、肉眼だともっとはっきり点滅発光していることがわかります。
なお、発煙筒の代わりになる非常信号灯という商品があります。この非常信号灯よりもPURPLE SAVERの方が断然明るく、はっきりと点灯していました。非常信号灯は、特に昼間では明るさが足りないように感じましたが、PURPLE SAVERではそのような心配を感じませんでした。
非常信号灯は、明るさが少し物足りなかったです。
高速道路 停止表示義務
車・バイクの故障などにより、高速道路上に緊急停車する場合には停止表示機材による表示の義務があります。なお125cc以上のバイクは自動車扱いであるため、自動車同様停止表示義務が発生します。反則金と反則点数は以下の通りです。
自分だけでなく、同乗者、後続車の安全を確保するためにも、停止表示機材は積載しておく必要があります。
Q & A
PURPLE SAVERは三角表示板の代わりになるの?
代わりになります。停止表示灯の基準を定めた道路交通法施行規則第2章6を抜粋し、掲載します。
停止表示灯の基準
・点滅式であること。
・灯火の色は紫色であること。
・昼夜間、路上に設置した場合に200mの距離から点灯を容易に確認できること。
道路交通法施行規則(昭和三十五年総理府令第六十号)
施行日: 令和四年四月一日(令和三年内閣府令第六十八号による改正)
PURPLE SAVERでは、道路交通法違反にはならない?
前述の通り、停止表示灯の基準を満たしているため道路交通法違反にはなりません。
PURPLE SAVER本体には、道路交通法施行規則適合品の記載がないけど大丈夫?
大丈夫です。販売元のエーモン工業株式会社に確認しました。なお、警察官から確認を求められた場合には、エーモン工業株式会社ホームページを掲示してくださいとのことです。
パープルセーバーの電池交換時期は?
使用後、または2年を目安に交換してください。
まとめ
PURPLE SAVERについて、最後にまとめておきます。Amazonでは2,600円で販売されています(2022年9月時点)。なお、電池は付属されていないので、別途購入する必要があります。
PURPLE SAVER | |
大きさ(mm) | 幅37×高さ142×奥行67 |
視認性 昼間 | 約300m (夜間は約800m) |
設置場所 | 車体のルーフ |
収納のしやすさ | ◎ |
電源 | 単4乾電池4本 ※別途購入 |
おもさ | 120g |
PURPLE SAVERは車の故障時にあれば心強い商品です(実際に使う機会がないことを願いますが…)。
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