
教習所に通い、試験に合格し、自分の免許を受け取るまでの流れをご紹介します。
ざっくりした流れ
ざっくりした免許取得までの流れは、
教習所に通う
↓
第1段階
↓
学科試験・修了検定
↓
仮免許取得
↓
第2段階
↓
卒業試験・卒業検定
↓
教習所卒業
↓
運転免許試験場で学科試験
↓
免許証取得

次からそれぞれを詳しくみていきましょう!
教習所に申し込む


1st STEPは教習所に通うことです。
免許を取得するために教習所に通うわけですが、主に3つの方法があります。
- 免許合宿
- 短期集中
- 通期で通う
〜免許合宿(最短でATは13日)〜
メリット
・短い期間で安く取得ができる。
・友達やサークルの仲間と行くと楽しい。
・入校日から卒業日まで日程が組まれている。
デメリット
・1人で行くと知らない人と2週間近く一緒の生活になるのでかなり孤独。
・地方であることが多い。
・都会のような交通量が多いところでの運転スキルは養えない。
入校から卒業まで最短でATは13日,MTは15日です。
〜短期集中(最短でATは13日)〜
メリット
・家の近くの教習所で短い期間で取得ができる。
→時間が有効に使える
・入校日から卒業日まで日程が組まれている。
デメリット
・自分の予定が変わり日程通りに通えなかったら、自分で技能の予約をする必要がある。
・通期よりも少し割高
入校から卒業まで最短でATは13日,MTは15日です。
※学科は予約なしに受講できますが、技能は事前予約が必要です。

ただし繁忙期である春休みや夏休みは、技能の予約がすぐに取れないため少し面倒です。教習所に行ってキャンセル待ちを待つ必要があるかもしれません。極力自分の予定をずらして日程通りに受講することをおすすめします。
〜通期で通う(最長で9ヶ月)〜
メリット
・自分の予定に合わせて取得ができる。
・特に急いで取得する必要がない人。
※ただし入校日から9ヶ月以内に卒業することが必要
デメリット
・技能の予約を全て自分でやる必要がある。
→繁忙期は予約が取れなくて大変かな

大学生は、大学の生協を経由して申し込むと安くなるので確認することをお勧めします。
教習所に通う


申し込みが済んだら教習所に通います。
学科・技能共に時間厳守で居眠り禁止なのでご注意を!!
免許取得には、学科教習と技能教習の2つを受ける必要があります。まずは、その2つを簡単に紹介します。
学科教習

学科教習は、机と椅子、黒板のある塾のような教室で授業を受けます。基本的には、運転する上で必要な道路標識や交通規則を学びます。
授業は、教官が一方的に喋って進められます。
そのため、教習生が指されて答えることはほとんどありません。基本受け身の授業です。
授業では、教科書の中で学科試験・効果測定に出題されるところを中心に解説されます。
教習生は、マーカーを持って指示されたところに線を引いていくのみです。

マーカーを引いたところは、学科試験・効果測定で問われやすい分野(運転する上でも特に重要)です。
なので、試験前にマーカーを引いたところを覚えれば試験は合格できます!!
詳しくは後ほど…
※※居眠り厳禁!!寝たら同じ授業をもう一度受講することになります!!※※
技能教習

実際に車を運転する教習です。車1台に教官と教習生が1人ずつ乗り教習を行います。混んでいると教官1人に教習生2人の時もあります。

教習所によっては、教官を選ぶことができます。
たまに無愛想な教官もいるので教官選びは意外と大事!!
第1段階では、
- S字クランク(S字の道を脱輪せずに走行する)
- 坂道発進(坂道で止まった状態から発進する。MTはこれが醍醐味!!)
- 駐車
などを練習します。
第一段階はすべて教習所内での実習になります。仮免許を取得するための練習と認識しておきましょう!!
第2段階では公道での教習になります。
仮免許を取得したら第二段階に進みます。一般の自動車に紛れながら、公道で練習を行います。
初めて公道に出た時の恐怖は忘れません。とにかく周りの車のスピードが早く教官に言われるがまま運転をして実習を終えたのを覚えています。
教習所に入校→第一段階→仮免許→第二段階→卒業

学科教習と技能教習がわかったところで、一通りの流れをお伝えします。

第一段階(仮免許証交付まで)
学科教習10時限,
ATは技能教習12時限(みきわめ含む),
MTは技能教習15時限(みきわめ含む)
↓
プレ模擬
(筆記の試験。合格すると効果測定の受験資格が与えられる。)
↓
効果測定
(パソコンで行う試験。合格するとみきわめに進む。)
↓
みきわめ
(場内を運転し、基本事項が守られているか確認される。)
↓
修了検定
(場内を運転して行われる技能試験。普段練習してきたことを行うだけ。)
↓
仮免許試験
(筆記の試験。内容は効果測定と同じ。)
↓
仮免許証交付
(これにより公道で運転ができる。)
※仮免許証をもらっても一人での運転はできない。

仮免許は公道で練習するための免許にすぎない。
そのため、公道で練習する際には必ず条件を満たしているドライバーを助手席に乗せている必要がある。
仮免許証を取得したら、第二段階に進みます。
学科教習は第一段階に引き続き教室で話を聞く。
技能教習は、公道での教習になります。
第二段階(卒業検定まで)
学科教習16時限,
AT,MT共に技能教習19時限
↓
プレ模擬
(筆記で行う試験。合格すると効果測定の受験資格が与えられる。)
↓
効果測定
(パソコンで行われる試験。合格するとみきわめに進む。)
↓
みきわめ
(公道を運転し、交通ルールや安全確認ができているか確認される。)
↓
卒業検定
(教習所を卒業するために行う技能試験。)
↓
卒業証明書をもらう

これにて教習所を卒業!!
しかしまだ自分の免許はもらえません。
最後に1つ学科試験を受ける必要があります。
運転免許試験場に行く


教習所を卒業したら、運転免許試験場に試験を受けに行きます。
といっても1日で全て終わるのでご安心を!!
念願の免許も貰えます!
運転免許試験場(通称:運転免許センター)
免許を取得する時や更新するときに行くのが運転免許試験場です。
近くには教習所のようなコースも設置されていて警察が運営している施設です。
基本各都道府県に1箇所以上設置されています。東京都なら5箇所ありますが、神奈川県は1箇所しかありません(二俣川駅)。そのため、人口の多い神奈川県ではこの1箇所に神奈川県内の人が集まるので大混雑!!受付するのも一苦労です。他のところにも作ってくれればいいのに…
自分の都道府県にはどこに運転免許試験場があるのか確認しておきましょう!
※※新型コロナウイルス感染防止のため、学科試験受験には事前予約が必要の都道府県がありますので行く前にご確認を!!※※

私は、春休みに二俣川の運転免許試験場で取得しましたが人が多くかなり並ばされました。神奈川県にお住まいの人は時間に余裕を持って行くことをお勧めします。
運転免許試験場の1日の流れ
朝受付をする
↓
学科試験を受験する
(学科試験は、筆記で効果測定と同じ形式。)
↓
合格
↓
免許証の写真撮影
↓
自分の運転免許証を受け取る
↓
受け取った人から解散
(昼過ぎには大体終わる)
※※新型コロナウイルス感染防止のため、学科試験の受験には事前予約が必要になっている都道府県がありますので行く前にご確認を!!※※

ざっくりいうとこんな感じで取得できます。
朝受付を済ませて試験に合格すれば昼頃には自分の免許証が受け取れます!
まとめ
免許取得までをもう一度まとめると、
教習所に通う
↓
第1段階
↓
学科試験・修了検定
↓
仮免許取得
↓
第2段階
↓
卒業試験・卒業検定
↓
教習所卒業
↓
運転免許試験場で学科試験
↓
免許証取得
教習所の卒業から1年以内に免許センターで学科試験を受験しないと免許が交付されません。
知識も頭に入っている早い段階で受験しましょう!

免許取得に向けて頑張りましょう!!