BMWが満を持して投入する次世代EV「iX3(NA5)」が、2026年夏に日本上陸します。2026年のワールド・カー・オブ・ザ・イヤーとワールド・エレクトリック・ビークルをダブル受賞し、世界中の自動車ジャーナリストから最高評価を獲得した注目作です。
「ノイエ・クラッセ」という次世代プラットフォームを採用した完全新設計のEV専用SUVであり、従来のiX3とは根本的に異なる別次元の進化を遂げています。航続距離最大805km(WLTP暫定値)、最大400kWの超急速充電対応、そしてBMW独自の制御コンピューター「Heart of Joy」搭載——これは単なるモデルチェンジではなく、「BMWの第2の創業」とも呼ぶべき刷新です。
本記事では、新型BMW iX3(NA5)のスペック・価格・日本導入スケジュールを詳しく解説します。また、月々の負担を抑えてこの一台に乗る方法として、輸入車カーリースについても後半でご紹介します。
新型BMW iX3(NA5)とは?「ノイエ・クラッセ」が変えるBMWの未来

「ノイエ・クラッセ(Neue Klasse)」とは、BMWが3兆円超を投じて開発した次世代EV専用アーキテクチャです。1960年代にBMWを経営危機から救った伝説的モデル群と同じ名を冠するこのコンセプトは、電動化・デジタル化・サーキュラリティ(循環型設計)のすべてを根本から再設計したBMW史上最大規模のプロジェクトです。
新型iX3はそのノイエ・クラッセ量産第一弾として2025年9月のIAAモビリティで世界初公開。同年11月のジャパンモビリティショー2025でアジア初公開され、2026年5月25日に日本での優先商談受付が開始されました。
初代iX3との違い:派生EVから専用設計EVへの脱皮
2021年に日本導入された初代iX3は、X3のプラットフォームをベースにした「電動化派生モデル」でした。一方、新型NA5は開発当初から電気自動車として設計された完全なEV専用車。車体構造・バッテリー・ソフトウェア・製造プロセスまですべてが刷新された、事実上のフルモデルチェンジをはるかに凌駕する進化です。
新型BMW iX3(NA5)の主要スペック

| 項目 | スペック |
|---|---|
| 型式 | NA5 |
| グレード | iX3 50 xDrive / iX3 50 xDrive M Sport |
| 駆動方式 | 電動4輪駆動(前後各1モーター) |
| 最高出力 | 470馬力(346kW) |
| 最大トルク | 645Nm |
| 0-100km/h加速 | 4.9秒 |
| 最高速度 | 210km/h |
| バッテリー容量 | 108.7kWh(欧州仕様参考値) |
| 一充電航続距離 | 最大805km(WLTP暫定値) |
| DC急速充電 | 最大400kW対応 |
| 充電システム電圧 | 800V |
| ボディサイズ | 全長4,782mm × 全幅1,895mm × 全高1,635mm |
| ホイールベース | 2,897mm |
| ラゲージ容量 | 520L〜最大1,750L(フランク58L別途) |
| 双方向充電 | V2H・V2L対応(日本仕様詳細は未確定) |
| 日本導入予定 | 2026年夏以降 |
| 予定価格(税込) | iX3 50 xDrive:982万円 / M Sport:1,034万円 |
※スペックは欧州仕様の参考値・暫定値を含みます。日本仕様の最終スペックは変更される可能性があります。

新型iX3を際立たせる5つの革新技術
① Heart of Joy:走りを司るスーパーコンピューター
新型iX3の走行性能の核となるのが、BMW自社開発の統合制御コンピューター「Heart of Joy(ハート・オブ・ジョイ)」です。従来比10倍の演算能力を持つこのユニットが、駆動系とシャシーの挙動をミリ秒単位で最適化します。
EVにありがちな「不自然な挙動」「過剰なアンダーステア」を根本から解消し、歴代BMWが受け継いできた"後輪で路面を蹴る"感覚を電動車で初めて再現。自動車ジャーナリストの渡辺敏史氏が「E36/E39の再来」と評したほどの乗り味を実現しています。
② 航続距離805km+400kW超急速充電:充電ストレスからの解放

第6世代BMW eDriveテクノロジーと800V高電圧システムの組み合わせにより、一充電での走行距離は最大805km(WLTP暫定値)に到達。英国での冬季テストでも実測約580km以上を記録しており、日本の冬場・高速走行でも一日分の移動を無充電でこなせる余裕があります。
さらに最大400kWのDC急速充電対応により、わずかな休憩時間で大幅な航続距離を回復できます。国産競合EVや他の輸入EVとは一線を画す充電性能です。
③ BMWパノラミック・ビジョン:フロントガラスが情報画面に

インテリアの革命的な変化が、フロントウィンドウの幅いっぱい(約110cm)に走行情報をカスタム投影する「BMWパノラミック・ビジョン」です。従来のヘッドアップディスプレイとは異なり、視線を落とさず前方を見ながら速度・ナビ・ADAS情報を確認できます。
センターには17.9インチの高解像度ディスプレイが斜めに配置され、ドライバーが運転中でも自然な角度で操作できるよう設計されています。このインターフェースをBMWは「BMWパノラミックiDrive」と呼びます。
④ 視線検知による車線変更支援:次世代ADAS
新型iX3は運転者の「瞳の動き」を検知し、視線の方向に応じて車線変更を支援する先進的なドライバー支援機能を搭載します。ドライバーの意図を先読みするAIにより、介入を感じさせない自然なアシストを実現します。
⑤ V2H・V2L対応:クルマが家庭の電源に
新型iX3は双方向充電(V2H・V2L)に対応予定で、車載バッテリーの電力を家庭用電源として活用したり、アウトドアで電気機器に給電したりすることができます。108.7kWhの大容量バッテリーは一般家庭の数日分の電力消費をまかなえる容量です。
※日本市場向けのV2H・V2L対応の詳細は未確定です。最新情報はBMW正規ディーラーにご確認ください。
グレード・価格・優先商談について

日本市場に導入されるグレードと予定価格(消費税込)は以下の2種類です。
| グレード | 予定価格(税込) |
|---|---|
| iX3 50 xDrive | 982万円 |
| iX3 50 xDrive M Sport | 1,034万円 |
2026年5月25日より、BMW正規販売店にて優先商談の受付が開始されています。申し込みには5万円(預かり金)の支払いが必要で、これにより生産優先枠の確保が可能になります。また、2026年7月31日までに優先商談フォームに登録し、BMWファイナンシャル・サービスのオートローン(60回払いまで)を申込・承認完了した場合、実質年率3.99%の特別金利が適用されます。
ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー受賞モデルということもあり、初期ロットは争奪戦になることが予想されます。興味がある方は早めにディーラーへ相談することをおすすめします。
まとめ:新型BMW iX3(NA5)は「EVの概念を変える一台」

新型BMW iX3(NA5)は、単なるモデルチェンジではありません。BMWが社運をかけた次世代プラットフォーム「ノイエ・クラッセ」の量産第一弾として、電動化・デジタル化・走行性能のすべてを根本から刷新した、EVの新基準を提示する一台です。
- 航続距離最大805km(WLTP暫定値)で充電ストレスから解放
- 最大400kWの超急速充電対応(800Vシステム)
- 「Heart of Joy」による従来比10倍の演算能力でBMWらしい走りを電動車で実現
- フロントガラス全幅の「パノラミック・ビジョン」で視界を革新
- 2026年ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー&ワールド・エレクトリック・ビークルダブル受賞
予定価格は982万円〜と高額ですが、輸入車対応カーリースを活用すれば月額定額
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新型BMW iX3を月々の定額で乗る方法:輸入車カーリース

982万円〜という車両価格は、購入となると大きな決断を要します。しかし輸入車対応カーリースを活用すれば、税金・保険・車検費用を含めた月額定額で新型iX3に乗ることが可能です。
BMWなどの輸入車・外車に対応するカーリースは、国産車専門のサービスとは異なります。外車対応リースの中でも特に実績があるのが以下の2サービスです。
オリコで乗ーる

オリコが提供する輸入車対応カーリースです。残価設定型で月額を抑えつつ、契約満了時の査定額が残価を下回っても差額を負担しない「残価保証オプション」が選択できるのが大きな強みです。また、ライフスタイルの変化に合わせた中途解約オプションにも対応しており、長期契約へのハードルが下がります。
エンキロ

エンキロは月額定額+走行距離に応じた1kmあたりの従量課金という独自の「距離制カーリース」です。走行距離が少ない方は割安に、距離が多い月も追加料金は距離分のみ。輸入車をスマートに使いたいビジネスパーソンに適しています。
輸入車カーリースの詳しい比較・選び方については、以下の記事もご参考ください。
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よくある質問(FAQ)

新型BMW iX3(NA5)の日本発売はいつですか?
2026年夏以降を予定しています。2026年5月25日より優先商談の受付が開始されており、BMW正規販売店にて申し込みが可能です(預かり金5万円が必要)。
新型iX3の価格はいくらですか?
予定価格(税込)は、iX3 50 xDriveが982万円、iX3 50 xDrive M Sportが1,034万円です。いずれも最終的な仕様・価格は変更される場合があります。
航続距離805kmは実際に走れますか?
805kmはWLTP測定による暫定値(欧州仕様参考値)です。実際の走行距離は気温・走行速度・エアコン使用などにより変動します。英国での冬季テストでは実測580km以上が確認されており、日本の高速道路での長距離移動でも十分な余裕があります。
新型iX3はカーリースで乗れますか?
輸入車対応のカーリースサービスを利用することで、新型iX3に月額定額で乗ることが可能です。国産車専門のカーリース(MOTAカーリース・ニコノリなど)は外車・輸入車に非対応のため、オリコで乗ーるやエンキロなど輸入車対応サービスをご利用ください。
「ノイエ・クラッセ」とは何ですか?
ノイエ・クラッセ(Neue Klasse:新しいクラス)とは、BMWが3兆円超を投じて開発した次世代EV専用プラットフォームです。1960年代の伝説的モデル群と同じ名称を持ち、電動化・デジタル化・循環型設計をすべて刷新したBMW史上最大規模のプロジェクトです。新型iX3はその量産第1弾モデルです。
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