大学生でも車を持つことはできるの?


車の維持費から、車の持ち方までご紹介します。
車を持つメリット

まずは、車を持つメリットをご紹介します。
メリット1 行動範囲が広がる
車を持つ最大のメリットは、行動範囲が広がることです。電車やバスで行きづらかった場所にも自分で行けるようになります。車の免許取得を以上に実感できるでしょう。
メリット2 天気を気にせず出掛けられる
歩きや自転車だと天気を気にする必要があります。しかし、車であれば自宅からほとんど濡れずに目的地まで行くことができるでしょう。傘を持たない生活にはならないと思いますが、今まで以上に自由な生活になります。
メリット3 友達とのドライブが楽
大学生になって車の免許を取得したら、友達とドライブに行きますよね。そんなとき、どこで車を借りるかが1番の問題になります。それぞれが住んでいる地域の中間の店舗で借りるのか?それとも誰かが借りに行くのか?
さらに大きな問題として、レンタカー屋は朝8時〜夜20時までしかやっていません。
しかし、マイカーを持っていればレンタル時間を気にすることなくドライブに行けます。また、ドライブ料金もレンタカーよりは安く済みます(もちろん車の購入・維持費で出費は大きいですが…)。
メリット4 買い物が楽になる
車を持っていれば、買い物も楽です。自転車カゴに入らない大きなものや、重くて持ち帰るのが大変なものも、車なら簡単に持ち帰ることができます。配送する必要があったものも自分で持ち帰れるので配送料もかかりません。
気になる車の維持費は?

くるまの本体価格以外に、車を維持する上でかかる維持費についてお伝えします。料金のシミュレーションは次項でお伝えいたします。
・自賠責保険料
・車検代
・任意保険料
・ガソリン代
・メンテナンス代
・修理代
・駐車代
税金(自動車税・自動車重量税)
くるまを維持する上でかかるのが、まず税金です。主な税金は2つです。
- 自動車税
→毎年払う税金です。排気量が大きいほど税金は高くなります。 - 自動車重量税
→車検のタイミングでまとめて払う税金です。車の重さに応じて課されます。
軽自動車の自動車税は毎年、1万800円です。なお、自動車重量税については、燃費が良いエコカー減税対象の自動車を購入した場合、取得時および初回継続車検時(通常は3年後)の自動車重量税が減免されます。特に燃費が良いと100%減税されます。
自賠責保険料
自賠責保険とは、法律で加入が義務付けられている強制保険です。車検のタイミングで支払います。補償される範囲は、対人事故の賠償損害のみです。支払い限度額は、以下の通りです。
| 自賠責保険 | |
| 傷害:120万円まで | |
| 死亡:3,000万円まで | |
| 後遺障害:4,000万円まで |
車検代
車検とは、安全・環境基準を満たしているか確かめる義務付けられた検査のことです。新車なら登録の3年後、それ以降は2年おきに受ける必要があります。
車検費用は、「法定費用」「車検基本費用」「部品交換費用」の3つに分かれていて、自賠責保険と自動車重量税は、法定費用に含まれます。
任意保険料
自賠責保険だけでは補償できない部分を補うのが任意保険です。加入の義務はないですが、ほとんどのドライバーが加入している保険です(加入した方が絶対良いです)。保険会社・プランにより補償内容はことなりますが、事故率が高い10代・20代は保険料が高く設定されています。
ガソリン代
車の走る燃料であるガソリンは、EVや燃料電池車でない限り必要です。燃費性能が良い車であれば燃料代を安く抑えることができます。
一応誤解されている方のために、ハイブリッド車もガソリンを燃料として走る車ですのでお間違えのないように。普通の車よりもハイブリッド車の方が本体価格は高いですが、燃費性能は良いです。
メンテナンス代
車には消耗品が数多くあります。例えば、タイヤ、ワイパーのゴム、バッテリー、エンジンオイルなど…これらは定期的に交換したり、補充する必要があります。もちろん、それには費用がかかります。
修理代
経年劣化で故障したり、事故を起こして車が破損した場合には、修理代がかかります。日頃のメンテナンスにより危険リスクを最小限にできますが、故障部分によっては多額の費用がかかる場合があります。
駐車代
家に駐車場がついていない場合は、駐車場を借りる必要があります。立地により駐車代は変わります。
料金シミュレーション

では、軽自動車とコンパクトカーを新車で購入した初年度の料金シミュレーションをご紹介します。なお、概算値であるため参考程度にご覧ください。駐車代は含めていません。
| 初年度の料金 (初車検3年目の分まで払います) | ![]() 軽自動車 ホンダ N-BOX | 普通自動車トヨタ ヤリス |
| 重量、総排気量 | 890kg、0.658L | 940kg、0.996L |
| 自動車税 | 10,800円/年 | 25,000円/年 |
| 自動車重量税 | 9,900円/3年 | 24,600円/3年 |
| 自賠責保険料 | 29,550円/3年 | 30,170円/3年 |
| 車検代の総合計 ※初年度はかかりません | 80,000円 ※初年度はかかりません | 100,000円 ※初年度はかかりません |
| 任意保険料※1 (19~21歳を想定) | 120,000円 | 150,000円 |
| メンテナンス代 | 30,000円 | 50,000円 |
| ガソリン代※2 | 109,090円 | 100,990円 |
| 初年度合計 | 309,340円 | 380,760円 |
※1:任意保険料は、18歳以上21歳未満が最も高く設定されています。
※2:ガソリン代は月間走行距離1000km、レギュラー170円/Lで計算しました。燃費はカタログ値を用いました。
初年度は自動車重量税と自賠責保険料の支払いがあるため少し高いですが、2年目はそれらの支払いがないため少し安くなります。
また軽自動車と普通乗用車では、税金面での差額が大きくなっています。なお、任意保険料は19歳〜21歳未満を想定しているため特に高くなっています。22歳以上は少し安くなります。
車両価格以外の維持費だけでもかなりかかるんだね


そうだね。だけど購入ではなく、カーリースならもう少しハードルが下がるよ
車の持ち方2選
大学生が車を持つ方法としては、
- 中古車を買う
- カーリースで新車に乗る
中古車を買う
中古車なら、本体価格が安い車に出会えます。これにより、車の維持費や他の趣味に使えるお金が増えることでしょう。ただし、安すぎる中古車には注意しましょう。特に外国車の中古車です。
安すぎる車には、必ず理由があります。状態の悪い中古車だと、本体価格よりも維持費の方が高くなる場合もあります。車選びには慎重になりましょう。走行距離が極端に長すぎるもの(10万km以上)は故障のリスクが高いので注意です。
中古車の購入方法は、現金一括かローンの2つがあります。それぞれのメリット・デメリットは、以下の通りです。


学生の場合、ローン払いでは保護者の同意が必要になるので注意しましょう!!現金一括での購入が難しい場合は、カーリースを考えてみては?次項でご紹介しています。
自分にあった中古車が見つかるはず!!
カーリースでくるまに乗る
頭金不要で毎月定額で乗れる
カーリースでくるまに乗る方のもおすすめです。そもそもカーリースとは「車のサブスクリプション」です。
厳密には、毎月定額料金を支払い、カーリース会社が所有する車を借り受けるサービスです。購入でもレンタルでもない「新しい車の持ち方」です。
カーリースなら頭金が不要で、毎月一定額で新車に乗れます。毎月の料金に含まれるのは、

※車検代、メンテナンス代、消耗品代、修理代はカーリース会社・契約内容により含まれない場合もあります。
つまり、車検の時に大きな出費が必要になりません。毎月の定額料金に含まれているからです。

ちなみに、車検代・メンテナンス代などを月額料金に含めない最安のプランであれば、軽自動車は毎月1万円代から乗ることも可能です。

個人的には、最安プランはおすすめしません。やはり、万が一のことも考え、車検代やメンテナンス代も月額料金に含めた方が安心です。
大学生 おすすめ車種
では、おすすめ車種をご紹介します。中古車価格は、カーセンサーを参照しました。また、カーリース料金は業界最安値に挑戦しているMOTAカーリースとトヨタの公式カーリース KINTOを参照しました。今回は料金を重視して車を選定しました。
NO.1 ダイハツ ミライース(軽自動車)

| 中古車価格 | 34.8万円~131 万円 |
| 新車本体価格 | 87万円〜138万円 |
| MOTAカーリース | 月額:11,770円〜 (おすすめ:18,150円※1) |
とにかく安いダイハツ ミライース。オーソドックスな車で、とても経済的な1台です。特に燃費が良く、35.2km/L(JC08モード)というクラストップレベルの低燃費を実現しています。特別くるまにこだわりがないなら、このくるまを選べば良いと思います。
MOTAカーリースの場合、月額料金に車検やメンテナンス代も含めた18,150円のプランがおすすめです。なお、最安の月額11,770円のプランでは、車検やメンテナンス毎に追加で料金がかかります。
全国の新鮮在庫から、欲しいクルマを今すぐチェック!NO.2 スズキ アルト(軽自動車)

| 中古車価格 | 86.8万円~153 万円 |
| 新車本体価格 | 95万円〜138万円 |
| MOTAカーリース | 月額:12,980円〜 (おすすめ:19,360円※1) |
2021年12月新型モデルが発売されたばかりのスズキアルト。「気軽」「安心」「愛着」という言葉をコンセプトに、ベーシックな1台となっています。新車と中古車価格に大きな差はないため、新車購入も選択肢に入れても良いかもしれません。なお、カーリースなら最安で月額12,980円から乗ることが可能です。
MOTAカーリースの場合、月額料金に車検やメンテナンス代も含めた19,360円のプランがおすすめです。なお、最安の月額12,980円のプランでは、車検やメンテナンス毎に追加で料金がかかります。
NO.3 スズキ ワゴンR(軽自動車)

| 中古車価格 | 39.4万円~195 万円 |
| 新車本体価格 | 110万円〜155万円 |
| MOTAカーリース | 月額:14,300円〜 (おすすめ:20,680円※1) |
スズキを代表するワゴンR。優れた燃費と、モーターアシストによる力強い加速が持ち味です。歴史が長い車であるため、歴代モデルが数多く中古車に出回っています。あまりにも年式が古すぎる車や、走行距離が長い車には注意しましょう。
MOTAカーリースの場合、月額料金に車検やメンテナンス代も含めた20,680円のプランがおすすめです。なお、最安の月額14,300円のプランでは、車検やメンテナンス毎に追加で料金がかかります。
NO.4 日産 キューブ

| 中古車価格 | 7万円~199.9 万円 |
日産キューブは、既に販売が終了したモデルであるため、新車では購入できません。またMOTAカーリースでも取り扱いがないです。そのため、日産キューブに乗るには中古車一択となります。比較的最近まで販売されていたモデルですが、中古車価格が比較的安いのでおすすめです。
全国の新鮮在庫から、欲しいクルマを今すぐチェック!NO.5 日産 マーチ

| 中古車価格 | 5万円~230 万円 |
| 新車本体価格 | 129万円〜188万円 |
| MOTAカーリース | 月額:20,020円〜 (おすすめ:28,160円※1) |
日産マーチは、2022年にも発売が終了されると言われているモデル末期の車です。新車だと100万円を超えてきますが、中古車であれば100万円以下でも状態の良い車が数多くあります。MOTAカーリースでは、月額料金に車検やメンテナンス代も含めた28,160円のプランがおすすめです。
NO.6 ホンダ フィット

| 中古車価格 | フィット6万円~276 万円 |
| 新車本体価格 | 156万円〜287万円 |
| MOTAカーリース | 月額:21,670円〜 (おすすめ:29,810円※1) |
2020年に最新モデルが登場したホンダ フィット。愛らしいフロントデザインにおしゃれなインテリアが魅力的です。さらにハイブリッドモデルだと燃費は38.6km/L(JC08モード)でとても経済的です。
中古車では、1・2世代前のモデルが多く出回っているため家の近くでも好みの1台が見つかるでしょう。なお、1世代前のモデルと新型モデルはデザインテイストが大きく異なるので好みが別れるかもしれません。
>>ガリバーの中古車販売公式サイトMOTAカーリースの場合、月額料金に車検やメンテナンス代も含めた29,810円のプランがおすすめです。なお、最安の月額21,670円のプランでは、車検やメンテナンス毎に追加で料金がかかります。
NO.7 ダイハツ タント(軽自動車)

| 中古車価格 | 79.5万円~228 万円 |
| 新車本体価格 | 125万円〜203万円 |
| MOTAカーリース | 月額:15,730円〜 (おすすめ:22,110円※1) |
2019年に最新モデルが発売されたダイハツタフト。スライドドアを採用し乗り降りがしやすいだけでなく、軽自動車とは思えないほど広い後席が魅力的です。
MOTAカーリースの場合、月額料金に車検やメンテナンス代も含めた22,110円のプランがおすすめです。なお、最安の月額15,730円のプランでは、車検やメンテナンス毎に追加で料金がかかります。
NO.8 トヨタ アクア

| 中古車価格 | 20万円~262 万円 |
| 新車本体価格 | 198万円〜260万円 |
| MOTAカーリース | 月額:25,080円〜 (おすすめ:33,220円※1) |
| KINTO (トヨタ公式カーリース) | おすすめ:38,280円 |
2021年に最新モデルが出たトヨタ アクア。若者からも依然人気の車種となっています。先代モデルだと、状態が良いくて車両価格が安い中古車も多く出回っているので中古車も検討してみて良いでしょう。
全国の新鮮在庫から、欲しいクルマを今すぐチェック!カーリースでは、MOTAカーリースの33,220円のプランと、KINTOなら38,280円のプランをおすすめします。どちらのプランも車検代やメンテナンス代が月額料金に含まれます。KINTOの方が料金が高いですが、任意保険などもコミコミとなっているためです。
NO.9 トヨタ ルーミー

| 中古車価格 | 50万円~261 万円 |
| 新車本体価格 | 147万円〜209万円 |
| MOTAカーリース | 月額:22,990円〜 (おすすめ:31,130円※1) |
| KINTO (トヨタ公式カーリース) | おすすめ:33,000円 |
トヨタのルーミーは両側スライドドアを搭載し、広い室内と高い天井を持つ5人乗りコンパクトカーです。後席はかなり広々しています。また、死角が少ないので運転がしやすいです。中古車は、50万円からあるので頑張れば中古車で購入することもできるでしょう。
カーリースでは、MOTAカーリースの31,130円のプランと、KINTOなら33,000円のプランがおすすめです。どちらのプランも車検代やメンテナンス代が月額料金に含まれます。KINTOの方が料金が高いですが、任意保険などもコミコミとなっているためです。
NO.7 トヨタ ライズ

| 中古車価格 | 139万円~299.8万円 |
| 新車本体価格 | 110万円〜155万円 |
| MOTAカーリース | 月額:22,550円〜 (おすすめ:30,690円※1) |
| KINTO (トヨタ公式カーリース) | おすすめ:34,540円 |
コンパクトSUVの代名詞トヨタ ライズ。SUVの良いところをそのままに、ボディサイズを小さくしているため、運転や移動の満足度は高いです。依然として人気の車種であるため、中古車価格も大きくは値下がりをしていません。
そのため、カーリースで所有する方が現実的でしょう。MOTAカーリースなら月額30,690円のプラン。KINTOなら月額34,540円のプランがおすすめです。どちらのプランも車検代やメンテナンス代が月額料金に含まれます。KINTOの方が料金が高いですが、任意保険などもコミコミとなっているためです。
Q & A

Q. 中古車はいくらまでが妥当?
A. 大学生なら100万円以下でしょう。
実家暮らしか一人暮らしかなど人それぞれの生活スタイルにより、くるまに回せる金額や貯蓄は大きく異なります。生活に支障をきたさない金額で考えるべきですが、まずは50万円以下の中古車で検討してみると良いでしょう。それでも見つからなければ100万円まで上限を引き上げることを検討してみましょう。
【便利!】欲しい車がきっと見つかる!ガリバー中古車ご提案サービス
学業優先ですので、無理のない範囲で検討してくださいね。
Q. カーリースは月額いくらが妥当?
A. 大学生なら月額3万円以下が限度でしょう。
車検代やメンテナンス代がコミコミであっても、任意保険代やガソリン代、高速代が追加でかかります。そのため、カーリース料金は2万円代に抑えて、追加のガソリン代・任意保険代などで+2万円として考える良いのではないかと思います。この場合、くるまに費やす金額は4万円となります。
おそらく、毎月4万円ほどくるまに費やすとなると、バイト代は毎月10万円は必要になるでしょう。もちろん仕送りや他の趣味の有無により大きく異なりますが…
Q. カーリースの契約期間は?
A. 3年〜11年
大学生であれば、3年・5年契約が妥当でしょう。なお、前項で記載した車種別の料金は安さを重視しているため各カーリース会社の最長契約期間を選択しています。MOTAカーリースなら11年。KINTOなら7年。
大学卒業後の進路が確定している場合には、長い契約期間で大丈夫でしょう。

カーリースは契約期間が長いほど安くなります。
まとめ
くるまを持てば、必ず維持費がかかるものです。しかしながら、大学生でも中古車やカーリースで自分の車を持つことは可能です。少しでも興味のある方は、中古車を検索してみたり、カーリースについて調べてみると良いでしょう。
プロに車を探してもらう


普通自動車




