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トヨタ【KINTO】カーリース審査は？中途解約や納期の最新情報

今回は、トヨタが行っているクルマのサブスク【KINTO】のメリット・デメリットや素朴な疑問(カーリースとの違い、車が災害に被災した場合など）についてまとめました。

KINTOとは?

KINTOとは、トヨタ自動車が提供している毎月定額の利用料で車を利用できるサービスです。このような仕組みはサブスクリプションモデルといいますが、身近なものだと音楽配信や定期券と同じ考え方です。購入でもシェアでもない新しい車の持ち方です。

トヨタの新車に乗りたい人にはおすすめです。「KINTO」にしかないグレードもありますし、「KINTO」なら一般的な購入に比べて納車が早い車種もあります。また、最近ではレクサスや、スバルの一部車種も取り扱っています。

トヨタ クラウン エステート
レクサス LBX（出典元：トヨタ自動車ニュースルーム）
スバル　クロストレック

さらにクルマの維持に必要な諸経費がコミコミの月額定額である点もKINTOの特徴の1つです。

KINTOの疑問

カーリース契約との違いは?

大きな括りで言うと、KINTOもカーリース契約に含まれるサービスです。しかし、KINTOなら車に関わること全てが月額料金に含まれているため、ずっーと定額で車に乗れます（燃料代、高速料金は含まれません）。

特に、自動車保険（任意保険）も自動で月額料金に含まれる点が他のカーリースと大きく異なります。他のカーリースでは自動車保険を自分で契約する必要があり、月額料金に含めることができません。

KINTOの月額料金に含まれるもの

  • 車両代金
  • KINTO所定のオプション(装備品)代金
  • 登録諸費用
  • 自動車税環境性能割
  • 契約期間中の各種税金・保険 (自動車税種別割、重量税、自賠責保険料、自動車保険(任意保険)料)
  • メンテナンス費用(点検、故障修理等)

KINTO契約の車が災害で被害を受けたら?

台風・竜巻等の強風・雹(ひょう)・雪・洪水であれば、KINTO付帯の自動車保険の補償対象です。しかし、地震もしくは噴火またはこれらによる津波による損害は、車両保険では補償されません。

補償対象

  • 台風・竜巻などの強風
  • 雹（ひょう）
  • 雪
  • 洪水

補償対象外

  • 地震
  • 噴火
  • またはこれらによる津波による損害

事故を起こしたら月額利用料は変わるのか?

事故を起こしてしまっても、月額料金は変わりません。KINTO契約車の運転中の事故の場合、KINTO保険が適用されます。

ただし、KINTO契約車以外を運転中の事故にはKINTO保険が適応されません。ご契約車両以外の車を運転の際は(点検・修理中の代車を含む)、自身またはレンタカー会社等でその他保険に加入する(一日型自動車保険等)必要がある。

※利用規約に反する場合（故意や重過失による自動車事故や故障、短期間に複数の自動車事故や故障を繰り返すこと等）、契約解除になる可能性がある。

KINTO のデメリット

基準走行距離がある

KINTOでは、毎月の走行距離に制限はありません。他のカーリースでは、基本的に距離制限があります。

しかし、KINTOでは距離制限がない代わりに基準走行距離があります。

基準走行距離は毎月1500km換算で、1,500km×ご利用月数(1年換算18,000km)の合計値を超えた場合に、トヨタ車(電気自動車を除く)では1kmあたり11円(税込)、トヨタ車(電気自動車)・レクサス車・SUBARU車では1kmあたり22円(税込)を契約終了時に支払う必要があります。

頻繁に長距離ドライブに行かれる方や、毎月1500km以上走行される方は、注意した方が良いでしょう。

車種が限られている

KINTOでは、トヨタ、レクサス、スバルの一部車種を取り扱っています。時期により受注を停止していることもあり、希望の車種を選べないこともあります。

後ほど、取り扱い車種を紹介しますが、希望車種によってはKINTOで乗りたい車を契約できないかもしれません。

任意保険の等級を引き継げない

初めて車を持つ人にはあまり関係がないかもしれませんが、KINTOでは契約するとKINTO任意保険がついてくるため他に加入している任意保険は中断する必要があります。そのため等級が進んでいる場合、その恩恵が受けられません。

注意

任意保険の等級をKINTOで引き継ぐことはできません。

KINTOのメリット

途中解約には違約金がかからない

KINTOには、初期費用フリープランと解約金フリープランがあります。そのため解約金フリープランで契約すれば、途中の解約でも違約金が発生しません。将来の人生設計が不透明な方には、とてもありがたいプランでしょう。車を購入するよりも気軽に車を持つことができます。

初期費用フリープランと解約金フリープランの違いについては、以下の記事にまとめてあります。

関連記事KINTO【初期費用フリープラン】と【解約金フリープラン】の違い

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トヨタ正規ディーラーで点検整備ができる

KINTOでは月額利用料に点検整備費用が含まれているので、日本全国約６０００店舗以上あるトヨタディーラで点検整備が受けられます。こちらも利用者には安心できるサービスです。自動車会社のサブスクリプションならではのサービスですね。

故障・修理費用はメンテナンスサービスに含まれているので、追加料金を支払う必要もなし!

以下の消耗品も月額利用料金に含まれる

  • エンジンオイル
  • エンジンオイルフィルター
  • エアクリーナーエレメント
  • タイヤ
  • バッテリー
  • ワイパーゴム
  • ウインド・ウォッシャー液
  • エアコンフィルター
  • ブレーキパッド
  • 各種電球
  • 各種電池

など

柔軟に車を乗り換えられる "のりかえGO"

のりかえGOとは、契約期間中に割安な手数料で新しいトヨタ車(GR含む)に乗ることができる初期費用フリープランのサービスです。車のニーズに変化が生じても、次の車に乗り換えでき、新たに3・5・7年の契約を開始できます。

  • 契約満了を待たずに、新車に乗り換えできる
  • 中途解約するよりも、割安な手数料
  • 一定期間経過後は、WEBまたは店頭でいつでもお申し込みが可能

ネットで申し込みができる

KINTOは、WEBで審査・申し込みが可能です。また、料金プランも決まっているので商談も不要です。セールスを受けずに、自分のペースで決めたい人にはありがたいですね。

KINTOおすすめできる人

現時点で車を所有していない人、初めて車を持つ人

これから車を持とうと考えている人や、初めて車を持つ若い方には特におすすめです。なぜなら、車を現時点で持っていないということは車の任意保険をまだ契約していない人がほとんどだと思います。

それなら、KINTOを利用することにより今までの任意保険の待遇の恩恵が受けられなくなる心配は不要だからです(そもそも契約していないから)。

また、基本的に若年層や運転経験がない人の保険料は高いのでKINTOの価格が割高に感じることはないでしょう。

最後の車を考えている人

３年契約では免許返納による中途解約で解約金は必要ありません。そのため、これから長くは乗らないけどすぐに運転をやめない方なら自動車保険もついていて安心です。

※３年契約でも利用開始から６ヶ月以内の免許返納による解約では解約金がかかります。

新型モデルにすぐに乗り換えたい人

デビューした新型車にすぐに乗り換えたい人にはお勧めです。３年契約なら１年半後、５年契約と７年契約は３年の時間が経過していないと”のりかえGO"は利用できませんが、それぞれの車のモデルチェンジが３〜４年（マイナーモデルチェンジ含む）と考えると新車に乗り換え続けることは十分可能です。

KINTOおすすめできない人

１台の車を乗り続けたい人

KINTOでは、３年/５年/７年契約の3つが用意されていますが、期間を延長して同じ車乗り続けることができません。最長でも７年契約の７年です。そのため、１台の車を長く乗りたい人は自分の車を購入するか、延長ができるカーリースを検討した方が良いでしょう。

車で移動する距離が長い人

KINTOでは、月間走行距離1500km以内となっているので車での移動がとてつもなく長い人にはメリットがないかもしれません。１時間以内の通勤や買い物利用であれば気にする必要はなさそうです。

車の返却を前提としているのでしょうがないですね。

保険の等級が上がっている人

KINTOは他の任意保険の等級の引継ぎは行われず、ドライバー経験関係なく保険料を含んだ価格設定が行われています。これがメリットでもあるのですが、経験値の高いドライバーには現在契約している保険の方が安くつきそうです。

取り扱い車種

取り扱い車種一覧

KINTOで取り扱いのあるモデルは以下の通りです。なお、デビューしてすぐの車種は取り扱いがありますが、受注台数上限まで達してしまうと一時的に受注が停止となっています。

また、カスタムのモデリスタ仕様は全体的に納期が長くなっています。

※2025年3月30日時点の情報です。最新情報は公式サイトでご確認ください。

トヨタ車月額料金納期
ヤリス16,830円〜1.5〜3ヶ月程度
GR ヤリス受注一時停止中受注一時停止中
ヤリスクロス17,050円〜1.5〜3ヶ月程度
ルーミー18,590円〜1.5〜4ヶ月程度
アクア23,870円〜1.5〜3ヶ月程度
シエンタ26,510円〜1.5〜3ヶ月程度
プリウス受注一時停止中受注一時停止中
カローラ スポーツ受注一時停止中受注一時停止中
カローラ ツーリング受注一時停止中受注一時停止中
GR カローラ
(台数限定40台,契約順)		54,340円〜3〜6ヶ月程度
ライズ18,700円〜1.5〜4ヶ月程度
カローラクロス受注一時停止中受注一時停止中
RAV433,880円〜1.5〜4ヶ月程度
ハリアー受注一時停止中受注一時停止中
ランドクルーザー 25050,710円〜1.5〜10ヶ月程度
クラウン受注一時停止中受注一時停止中
クラウン（クロスオーバー）受注一時停止中受注一時停止中
クラウン（スポーツ）受注一時停止中受注一時停止中
クラウン（エステート）77,440円〜3〜7ヶ月程度
ノア22,000円〜1.5〜4ヶ月程度
ヴォクシー24,420円〜1.5〜4ヶ月程度
アルファード53,680円〜3〜6ヶ月程度
ヴェルファイア66,990円〜3〜5ヶ月程度
GR 8632,230円〜4〜6ヶ月程度
2025年3月30日時点
レクサス月額料金納期
UX61,600円〜3〜4ヶ月程度
NX63,800円〜3〜5ヶ月程度
RX85,800円〜3〜4ヶ月程度
IS93,500円〜3〜4ヶ月程度
LM335,500円〜3〜4ヶ月程度
LBX受注一時停止中受注一時停止中
RZ受注一時停止中受注一時停止中
2025年3月30日時点
スバル月額料金納期
インプレッサ29,700円〜3ヶ月程度
クロストレック32,340円〜3〜5ヶ月程度
BRZ39,930円〜3ヶ月程度
レヴォーグ40,700円〜3〜4ヶ月程度
レヴォーグ レイバック44,000円〜3ヶ月程度
WRX S449,060円〜3ヶ月程度
フォレスター受注一時停止中受注一時停止中
2025年3月30日時点

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＞＞2025年に日本で発売予定の新型車種【まとめ】

おすすめ車種１：クラウン エステート

クラウン エステート

2025年3月30日時点で、唯一注文が可能なクラウンシリーズが「クラウン エステート」です。2025年3月13日に登場したばかりの新型モデルです。KINTOで取り扱いがあるのは、「ESTATE Zグレード」です。

クラウン エステート インテリア

インテリアの質感も高く、エステートの名の通り後部座席も快適です。

クラウンエステート基本性能
乗車定員５名
燃費（WLTCモード）20.3 km/L
KINTO取り扱いグレードESTATE Z
全長、全幅、全高4930, 1880, 1625 mm

クラウンエステートの最安グレード・パッケージ、追加オプション無しの契約料金の例を以下に示します。契約年数は、3年、5年、7年から選ぶことができます。プランは、「初期費用フリープラン」と「解約金フリープラン」の2つです。

契約年数3年初期費用フリープラン解約金フリープラン
申込金0円583,880円
月額料金116,600円
（ボーナス併用無しの場合)		1~3年目: 103,620円
4,5年目: 88,110円
6,7年目: 72,490円
中途解約金約12~117万円
（契約年数による）		いつでも０円
支払い総額4,197,600円4,314,200円

クラウンエステートにもモデリスタ仕様がありますが、詳しくは公式ホームページでご確認ください。

おすすめ車種2：アルファード

アルファード （出典元：トヨタ自動車ニュースルーム）

未だ根強い人気のアルファードもKINTOで取り扱われています。駆動方式は、ガソリン、ハイブリッド、プラグインハイブリッドの3つが用意されています。

アルファード基本性能
乗車定員6,7名
燃費（WLTCモード）ガソリン：10.6 km/L
ハイブリッド：17.7 km/L
KINTO取り扱いグレードExecutive Lounge, Z
全長、全幅、全高4995, 1850, 1935 [1945] mm
※[ ]プラグインハイブリッド車

室内はかなり上質かつ優雅に過ごせる空間になっています。また、Zグレードでは2列目もキャプテンシートなので快適です。

アルファード　Zグレード （出典元：トヨタ自動車ニュースルーム）

アルファードの最安グレード・パッケージ、追加オプション無しの契約料金の例を以下に示します。契約年数は、3年、5年、7年から選ぶことができます。プランは、「初期費用フリープラン」と「解約金フリープラン」の2つです。

契約年数7年初期費用フリープラン解約金フリープラン
申込金0円450,560円
月額料金81,180円
（ボーナス併用無しの場合)		1~3年目: 80,190円
4,5年目: 68,200円
6,7年目: 56,100円
中途解約金約9~163万円
（契約年数による）		いつでも０円
支払い総額6,819,120円6,801,740円

おすすめ車種3: レクサス RX

トヨタ RX （出典元：トヨタ自動車ニュースルーム）

最近KINTOに追加されたレクサス「RX」もおすすめです。ラグジュアリークロスオーバーSUVのパイオニアであるレクサス「RX」は、レクサスを特徴づけるスピンドルグリルとダイナミックなデザインが特徴的です。

レクサス RX基本性能
乗車定員5名
燃費（WLTCモード）ガソリン：11.8 km/L
ハイブリッド：20.2 km/L
KINTO取り扱いグレード 4つRX500h "F SPORT Performance"
RX450h+ "version L"
RX350h "version L"
RX350 "version L"/"F SPORT"
全長、全幅、全高4890, 1920, 1700 [1705] mm
※[ ]ガソリン車

レクサスということもあり、かなり高級なインテリアには、12.3インチの液晶モニターを搭載し、さらにアンビエントライトを装備することで光でも高級感を演出します。

レクサス RX

アルファードの最安グレード・パッケージ、追加オプション無しの契約料金の例を以下に示します。契約年数は、3年のみとなっています。プランは、「初期費用フリープラン」と「解約金フリープラン」の2つです。

契約年数3年初期費用フリープラン解約金フリープラン
申込金0円567,160円
月額料金113,300円
（ボーナス併用無しの場合)		1~3年目: 103,840円
中途解約金約12~193万円
（契約年数による）		いつでも０円
支払い総額4,078,800円4,305,400円

おすすめ車種４：スバル レヴォーグ

スバル レヴォーグ

スバルのレヴォーグはスバルを代表するモデルの1つです。日本車では数少ないステーションワゴンスタイルで、快適な後部座席や広い荷室スペースを確保しながら、スポーツ性能も兼ね備えたモデルです。

レクサス RX基本性能
乗車定員5名
燃費（WLTCモード）13.5 km/L
KINTO取り扱いグレード 7つSmart Edition EX
GT-H EX
STI Sport EX
STI Sport EX Black Interior Selection
STI Sport R EX
STI Sport R EX Black Interior Selection
STI Sport R-Black Limited
全長、全幅、全高4755, 1795, 1500 mm

ダッシュボード中央には、一際大きい縦型の大きいタッチディスプレイを装備しています。また、スバルの安全装備「アイサイト」も装備されています。

スバル レヴォーグの最安グレード・パッケージ、追加オプション無しの契約料金の例を以下に示します。契約年数は「初期費用フリープラン」なら3年、5年、7年から選ぶことができます。「解約金フリープラン」なら3年のみです。

契約年数3年初期費用フリープラン解約金フリープラン
申込金0円386,100円
月額料金77,220円
（ボーナス併用無しの場合)		1~3年目: 68,640円
中途解約金約8~78万円
（契約年数による）		いつでも０円
支払い総額2,779,920円2,857,140円

最後に

トヨタクラウンシリーズ
左：エステート、セダン、スポーツ、クロスオーバー

サブスクリプション型で車が利用できるというのは、利用者にとってメリットが大きく良いサービスです。車の持ち方が増える今日において、月額の利用料も大事ですが、まずは自分の生活スタイルから車の所有の仕方を検討してみることが重要です。

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Kou

車をこよなく愛するWebライターです。本サイトは自身の経験を基にして、お得な情報や車好きには有益な情報を発信しています。主にカーシェア・レンタカー、車のタイヤ、カーリースについて発信しているので読んでいただけたら嬉しいです。

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