銀座四丁目にある日産クロッシングで、新型エルグランドの展示車を確認してきました。今回の車両は、Gグレードのe-4ORCE。ボディカラーはFUJI DAWN/至極のプレミアム2トーン、内装は紫檀です。
日産クロッシングは買い物や食事のついでにも立ち寄りやすく、写真だけではつかみにくいサイズ感や内装の質感を確かめるのに向いています。今回は走らせてはいませんが、外観、前席から3列目までの座り心地、ドアまわりを実車で見てきました。
新しいエルグランドの記事もあります
- この記事より新しいエルグランドを借りた・乗った記事はこちら → 【試乗記】日産 新型エルグランドを丸の内 特別試乗会で運転|静粛性とe-4ORCEの乗り心地に驚いた
日産クロッシングとは|車両だけでなく、率直な声が集まる場所

日産クロッシングは、銀座四丁目交差点に面した日産の情報発信拠点です。買い物や食事のついでにも立ち寄りやすく、大型ミニバンのサイズ感やシートの座り心地を確認するには便利な場所でした。新型エルグランドの特別展示は2026年10月5日まで予定されていますが、展示車は入れ替わるため、目当ての車種がある場合は事前に確認しておくと安心です。


印象に残ったのは、訪問者と日産クロッシングのスタッフが親身に意見交換していたことです。日本語だけでなく、場面によっては英語で展示車の説明をしながら、来場者の率直な感想にも耳を傾けていました。車をただ展示するだけでなく、実車を前に気になった点を話せる場所になっています。
展示車の仕様・サイズ・車両本体価格


今回確認したのは、G e-4ORCE(4WD)の7人乗り。FUJI DAWN/至極のプレミアム2トーンに、紫檀の内装を組み合わせた展示車です。
| グレード | G e-4ORCE(4WD) |
|---|---|
| 乗車定員 | 7人 |
| ボディサイズ | 全長4,995mm × 全幅1,895mm × 全高1,975mm |
| 車両本体価格 | 7,579,000円(税込) |
| 展示車の特別塗装色 | FUJI DAWN/至極 プレミアム2トーン:253,000円(税込) |
価格は2026年7月時点の東京地区メーカー希望小売価格。特別塗装色を加えた車両本体価格は7,832,000円(税込)が目安で、メーカーオプション、販売諸費用、税金(消費税を除く)などは別途必要です。全高はプロパイロット 2.0非装着時の数値です。
エクステリア|アリアにも通じる面のデザインと、圧倒的な大きさ

フロントは、アリアにも通じる面で見せるデザインです。メッキや造形を重ねて迫力をつくるのではなく、面のつながりと薄いランプで見せる。大きなボディなのに、実車は意外なほど洗練されて見えました。

308オーナーの私からすると、まずサイズに圧倒されます。全長や全幅の数字以上に、展示車の横に立ったときの存在感が大きい。大きなドアミラーも先代から引き続き健在で、運転席から見るとエルグランドらしい見晴らしのよさを感じさせます。

ドアミラー|大きな鏡面がもたらす見晴らし

ドアミラーは先代から続く大きなタイプで、写真で見ても存在感があります。ボディは大きいですが、運転席から斜め後方を確認するときには、この大きな鏡面が安心材料になりそうです。
タイヤとホイール|大きなボディを足元から引き締める

足元は、ブラックのホイールと厚みのあるタイヤの組み合わせです。ボディがここまで大きいと、ホイールだけが目立つより、タイヤを含めてどっしり見えるほうが全体のバランスはよいと感じました。
リア|横一文字ではなく、細かなピクセルが並んで光る


今回の写真では、フロントの表情だけでなく、サイドから見たボディの厚みや大きなミラーも確認できます。堂々としたサイズは隠しようがありませんが、威圧感だけに寄らず、面の処理で上品にまとめているところが新型の持ち味だと感じました。
インテリア|先代から一気に最先端へ進化したコクピット

運転席・助手席|大型ディスプレイと、ゆとりある助手席

先代のようにスイッチや表示が細かく分かれた印象から大きく変わり、見ても分かるように一気に最先端へ進化しています。大型ディスプレイを中心に情報を整理したコクピットは、着座した瞬間に新世代のエルグランドだと分かる部分です。

助手席はスペースに余裕があり、オットマンも備わります。運転する人だけが満足するのではなく、前席の同乗者も含めてゆったり移動できる。大型ミニバンに求められる基本を、今のデザインでやり直した印象です。
2列目|電動調整と中折れシートで長距離移動を快適に
2列目はキャプテンシートではありません。長距離移動でも疲れにくいことを目的に開発されたそうで、実際に座ると柔らかすぎず、しっかり体を支えてくれました。少し体勢を崩して座る余裕もあり、短時間だけ豪華に見せるより、移動時間を快適に過ごすためのシートだと感じます。

電動調整に対応し、写真のスイッチでも前後・リクライニングなどを操作できます。中折れシートは、移動中の姿勢の自由度を高めます。ゆったりと背もたれを倒しても、頭は起こして前見たりする際にとてもフィットします。長距離でもゆったり過ごせるように考えられた装備です。

2列目で嬉しいなと感じたのが、シートヒーターとベンチレーションです。この暑い日本の夏にはこの装備は欠かせません。また、60W充電器がシートに備わっているのもありがたいです。
さらに、2列目だけでなく助手席にもオットマンが備わるのが、このエルグランドの特徴です。前席の同乗者まで含めて、長時間ゆったり座っていられます。

2列目への乗降に格納式のサイドステップは搭載されていません。ただ、なくても問題はないと感じました。写真のようにフロアが一段低くなっており、一歩目で室内へ足を運びやすいからです。なお、サイドステップはオプションで用意されています。

3列目|サンシェードも備わり、格納も比較的スムーズ


3列目にはサンシェードがあり、後席の快適性に配慮されています。USB Type-C端子とドリンクホルダーも用意されているため、家族や複数人で移動する際にも使いやすそうです。

3列目シートの格納は、実際に触ってみると比較的簡単でした。ミニバンでは荷室を広く使いたい場面も多いため、シートアレンジに手間がかかりにくいのは重要です。
3列目の乗り心地は大変気になりますが、これは後日試乗した際に確認してみます。
使い勝手|電動テールゲートとスライドドアを確認


テールゲートは、ボディ左側のボタンで開閉が可能です。

自動で開閉できるテールゲートには、LEDライトも装備されていて、夜間での荷物の積み下ろしでも問題ありません。なお、こちらの車は4輪駆動のため、床下収納はほぼありませんでした。
電動スライドドア|開閉速度と操作性のバランスがよい

後席の電動スライドドアは、開閉の速さが速すぎず遅すぎず、ちょうどよいと感じました。ボタン操作にも対応しており、乗り降りの際に扱いやすい設計です。LED照明も備わり、夜間の乗降時にも役立ちそうです。
アルファードと新型エルグランドを比べる意味とは


そもそも、アルファードと新型エルグランドを比較するとは、何を比べることなのか。私はこの問いを読者に投げかけたいと思います。同じ車格・同じような大きさの大型ミニバンである以上、ライバル車であることは事実です。
会場を訪れた人の中には、「トヨタのミニバンより高級感に欠ける」「少しチープに見える」と率直にコメントする方も見受けられました。そう感じる人がいること自体は自然です。ただ、車がどんな目的で開発され、どこをゴールにしているのかまで考えて比べることも必要かと(実際そこまで考えずに買う方が多いのは事実)。
ただ、目指している方向はかなり違うと感じました。アルファードは、内外装の華やかさや分かりやすい豪華さを前面に出した一台です。一方のエルグランドは、上品な高級感を土台にしながら、走りの質感や乗員全員の乗り心地を大切にする方向に見えます。実際の走りは試していないため断定はしませんが、展示車を見た限りでも、その意図ははっきり感じました。
だからこそ、装備の数や派手さだけを並べて「やっぱりアルファード」という結論に寄せる比較は、少し悲しくも感じます。本質から少し外れていると思いますし。
どちらが高級かを決めるよりも、華やかなもてなしを求めるのか、落ち着いた移動空間と走りの質感を求めるのか。その違いを理解して選ぶべきでしょう。どちらもいい車ですが、同じ答えを出すための車ではありませんよね
G e-4ORCEとアルファード Z ハイブリッド E-Fourを比較


| 項目 | 新型エルグランド G e-4ORCE | アルファード Z ハイブリッド E-Four |
|---|---|---|
| 乗車定員 | 7人 | 7人 |
| 車両本体価格 | 7,579,000円 | 6,619,800円 |
| 全長×全幅×全高 | 4,995×1,895×1,975mm | 4,995×1,850×1,935mm |
| パワートレイン | e-POWER+e-4ORCE(4WD) | 2.5Lハイブリッド+E-Four(電気式4WD) |
いずれも7人乗り・4WDを基準に比較しています。エルグランドは全長こそ同じですが、全幅は45mm、全高は40mm大きく、車両本体価格は959,200円高い設定です。一方、アルファードには価格が近いZ PHEV E-Fourもありますが、こちらは6人乗りのため同条件の比較からは外しました。価格は2026年7月時点のメーカー希望小売価格で、オプション・諸費用は含みません。
走りは未確認。試乗できたら追記したい

今回は展示車の確認のみで、走りは試していません。静粛性、加速感、乗り心地、2列目・3列目の揺れ方は、実際に試乗して確かめたいところです。試乗できたら、展示車で感じた内装の印象とあわせて追記します。
新型エルグランドをカーリースで検討するなら
この実車記事では、カーリースの選択肢をエンキロとMOTAカーリースの2社に絞ります。年間走行距離が少ないか、満了後も長く乗りたいか。この2点から選ぶと分かりやすいでしょう。
第一候補:エンキロ|走行距離が少ないなら、距離払いをまず確認

週末の家族移動が中心で、年間走行距離が多くなりにくいなら、エンキロを最初に確認したいところです。走った分に応じて支払う考え方なので、近距離中心の使い方なら、大型ミニバンの固定費を見直す選択肢になります。毎日の長距離通勤や頻繁な遠出が前提なら、距離条件を含めて必ず見積もりで確認してください。
第二候補:MOTAカーリース|満了後も長く乗りたい人向け

購入に近い感覚で長く乗り、契約満了後も車を手元に残す選択肢を重視するなら、MOTAカーリースが候補です。エルグランドを長期保有する前提で、月額と総支払額を比較したい人に向きます。
月額はグレード、契約年数、走行距離、ボーナス払い、オプションで変動します。見積もりで最終金額と条件を確認してください。
現在のミニバンから乗り換える場合は、カーセンサーで愛車の査定額を確認しておくと、購入とカーリースを比べやすくなります。
エンキロ・MOTAカーリース以外の主要サービスも含めた月額比較や、5年間乗った場合の総額シミュレーションは、下記の記事にまとめている。
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新型エルグランドの速報・比較記事
価格やグレード、発売時期などの最新情報は、新型日産エルグランド速報記事でまとめています。アルファードやヴェルファイアなどを含めて比較したい方は、ミニバンおすすめランキング、送迎・役員車として検討する方は役員車カーリース比較も参考にしてください。
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