※2026年10月時点の情報です。

丸の内で開催された日産の新型エルグランド特別試乗会に参加してきました!!デザイン・静粛性・乗り心地を、正直な感想でレポートします!!
2026年8月24日−30日に丸の内で開催された日産・新型エルグランドの特別試乗会に参加した。試乗車はe-4ORCE仕様。カタログスペックの数字だけでは伝わらない、実車のデザインの質感、静粛性、走行フィーリングを中心に、率直な感想をまとめる。
今回は丸の内エリアの一般道を使った試乗会形式で、実際の街なかでの走りを確認できる内容だった。ショールームでの静止展示とは異なり、信号や交差点、路面のうねりなど"生きた道路"の上での挙動を確かめられたのは大きい。
試乗の概要

新型エルグランドは、高級志向を強く押し出した日産のフラグシップモデルである。この東京の一等地、丸の内で試乗会を開催したことにも、大企業や官公庁の送迎車として使用してもらうことも見据えての開催だったのかもしれない。
中へ入るとそこには3台の新型エルグランドが展示されていた。多くの人が立ち寄って、乗ったり写真を撮っていた。

早速受付へと向かい、試乗の受付をして、各同意書にサインをして、地下駐車場へ移動し新型エルグランドとご対面!!

外観|初めて見た「プリズムホワイト」の質感

デザインは、文句なくかっこいい。今回初めて実車で見た新色の「プリズムホワイト」は、白特有の膨張感で間延びしがちなところを、面構成のシャープさでスッキリまとめている。真珠のような透明感のある光沢感も、安っぽさを感じさせない仕上がりだった。
ちなみに「プリズムホワイト」が一番人気の色のようだ。
フロント周りで目に留まったのが、バンパー下部にミリ波レーダーのセンサーがそのまま露出している点だ。他メーカーでは同様のセンサーをグリル内に意匠でカモフラージュする例も増えているだけに、この部分は少し気になった。
ただし、これは新型エルグランドが技術的に見劣りするという話ではなさそうだ。
自動車専門メディアの報道によれば、日産は市街地でのハンズオフ走行に対応する次世代プロパイロットを2027年度中に市販化する計画で、その搭載第1弾が新型エルグランドになる可能性が高いとも報じられている(日産の正式発表はまだない)。今回のセンサー構成は、その布石と捉えるとしっくりくる。
運転席まわり

日産クロッシングに展示されていた車両であり、試乗車と異なります。
運転席に座った第一印象は、見晴らしの良さだった。ボンネットが長く見えるほどではなく、大柄なボディサイズの割に取り回しへの不安は感じにくい。内装の質感や2列目・3列目の座り心地については、ショールームでじっくり確認した別記事で詳しくレポートしているので、そちらも参考にしてほしい。
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試乗ルート|丸の内の街なかを走る

試乗ルートは丸の内エリアの一般道が中心。東京駅前からスタートして、帝国ホテルの前を通り、右折。経産省の前の坂を登って、国会の前を通って、皇居に沿って帰ってくるルートであった。試乗時間は20分。
オフィス街らしく路面の継ぎ目やわだちが少なく、比較的滑らかな道が続くコースだった。この路面コンディションの良さは、後述する静粛性の評価にも影響している点は差し引いて読んでほしい。
なお、試乗中は熱中症対策として、エルグランドのスタッフから冷えた水の差し入れがあった。

一番驚いたのは静粛性

試乗して一番驚いたのが静粛性だ。フロントガラスはかなり分厚い合わせガラスで、筆者の愛車、プジョー308GTと比べても厚みを感じるほど。日産は遮音材を挟み込んだ高遮音ガラスを採用しているとしており、この構造が静粛性に大きく貢献しているのだろう。丸の内周辺は路面が比較的滑らかとはいえ、それでも車内は静かで、エンジン音はほとんど聞こえない。耳を澄ませば分かる場面もあるが、上り坂でも静かさは保たれていた。エンジンが始動するタイミングの制御もよく考えられている印象だ。
新型エルグランドには、ロードノイズとハイブリッドパワートレーン由来のノイズを同時に打ち消す「統合型ANC(アクティブノイズコントロール)」も搭載されている。車体各所の加速度センサーで振動を検知し、逆位相の制御音をスピーカーから出すことで、不快な音が耳に届く前に打ち消す仕組みだという。今回試乗した車速域では、ANCの効果がはっきり分かるほどの違いはやや感じ取りにくかった。ただしオンにすると、音がわずかに"こもった"ような独特の質感になる瞬間があった。慣れれば気にならなくなりそうだが、ミニバンにこうした装備を積んできたこと自体に素直に驚いたし、新しい装備には単純にワクワクする。
走行フィーリング・乗り心地はまるでEV

走行フィーリングと乗り心地は、正直に言って想像以上だった。e-4ORCEのせいか、停止状態からの発進で車体がまったく揺れない。加速している最中も姿勢を保ったままで、街なかでよくある「ミニバンらしいもっさりした重さを感じる立ち上がり」がほぼない。本当に軽くアクセルを踏むだけで、車体がすーっと前に出る感覚だ。日産によれば、新型エルグランドのe-4ORCEはリアモーターのトルクをきめ細かく制御することで、加減速時の車体の揺らぎを抑える設計になっているという。この仕組みが、体感の軽さにつながっているのだろう。ブレーキホールドの解除も驚くほど滑らかで、切り替わりのショックをほとんど感じなかった。
ブレーキも印象的だった。停止直前にありがちな「カックンブレーキ」にならないよう踏力を巧みに調整する制御が入っており、誰が運転しても後席の同乗者に優しいブレーキがかけられる仕上がりだ。日産はこれを「スムーズストップ」機能と呼んでいる。2列目・3列目でくつろぐ同乗者にとっても快適なはずで、車酔いのしにくさにもつながりそうだ。全体として、大型ミニバンというより、静かで滑らかなEVに乗っているような感覚に近かった。
走行モード|コンフォートとスポーツで乗り味が別物に

新型エルグランドには、コンフォート・エコ・スタンダード・スノー・スポーツ・パーソナルの6つの走行モードが用意されている。今回はコンフォートとスポーツを中心に試した。足まわりはエアサスではなく、電子制御ショックアブソーバーを使った「インテリジェント ダイナミック サスペンション(IDS)」だ。それでも乗り心地は非常に良い。運転していると、タイヤが地面をしっかり捉えている感覚が伝わってくる。ただし、安定しているからといって硬さやふわつきを感じさせるわけではなく、車体が路面の上を滑らかに移動していく印象だった。
コンフォートモードに切り替えると、その滑らかさがさらに増した。同乗した2列目の家族に聞いたところ、乗り心地が一番よく感じられたのもコンフォートモードだったという。
もちろん運転していて楽しいのはスポーツモードである。

スポーツモードは、アクセルと回生ブレーキのレスポンスが一段と俊敏になる。EVやe-POWERのようなハイブリッドは、モーターとブレーキの電動制御を変えるだけで乗り味や運動性能が大きく変わるのが面白いところだ。このスポーツモードが、とにかく楽しい。高速道路でも試したくなるほど俊敏で、運転していると大型ミニバンに乗っていることを忘れそうになる。それでいてボディサイズの見切りはつかみやすく、車両感覚を見失うことはなかった。路面を捉える感覚も、コンフォートより一段としっかりしている。
アクセル操作だけで加減速の大部分をコントロールできる「e-Pedal Step」も試した。回生ブレーキがより強くかかる設定で、アクセルの踏み加減だけで速度をコントロールしている感覚が強い。電気で走っていることを実感しやすいモードだったが、実用の場面では使うことが少ないようにも感じた。
坂道でも力強い加速

上り坂での加速も印象的だった。新型エルグランドの第3世代e-POWERは、発電専用エンジンに新設計の1.5Lターボ(型式:ZR15DDTe)を採用している。発電用のエンジンと考えると意外なほど余裕のある加速で、坂道でも失速する気配がなかった。7〜8人乗車時の登坂性能まで確認できたわけではないが、この加速力なら大きな不安は感じにくい。
BOSEサウンドシステムの臨場感

オプションの「BOSE® 22スピーカー プレミアムサウンドシステム」も体感した。スピーカーが乗員を取り囲むように配置されているため、立体的な音の広がりを感じる。ここに前述の静粛性が加わることで、車内の音響体験としてはかなり上質な部類に入る。
高速道路とプロパイロット2.0は次回のお楽しみ

今回は一般道のみの試乗だったため、高速道路での走行感や「プロパイロット2.0」の使用感までは確認できていない。反響があれば、日産グローバル本社ギャラリーの試乗を利用してあらためてレポートしたい。興味がある人は、下記の記事で予約方法や条件もチェックしてみてほしい。
試乗後には簡単なアンケートに回答すると、お礼としてクラフトコーラをいただけた。さらに、来場者向けの別アンケートにも回答すると、缶のドリンクも追加で配布されていた。
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高速道路での乗り心地やプロパイロット2.0を自分で確かめたい人は、レンタカーで長めに借りてみる方法もある。スカイレンタカーには新型エルグランドの車種指定プラン
があり、禁煙車の確約、カーナビ・ETC車載器の標準装備つきで、羽田空港店・成田空港店・新大阪駅東口店・福岡空港店・那覇空港店など全国の対象店舗で借りられる(スカイレンタカー公式サイトのキャンペーンページ)。家族を乗せて高速道路を走れば、2列目・3列目の乗り心地まで確かめられる。
価格とカーリースという選択肢

新型エルグランドの車両本体価格は689万7,000円〜(グレード別の価格・装備はこちら)。今回のような乗り味を体感すると納得できる設定とも言えるが、まとまった初期費用がネックになる人も多いはずだ。そうした場合は、カーリースも現実的な選択肢になる。
「エンキロ」なら距離に応じた料金で、近場中心の使い方をする人ほど月額を抑えやすい。「オリコで乗ーる」なら月間走行距離やメンテナンスプランを固定して、毎月の支払いを一定にしやすい。どちらも今回試乗したe-4ORCE仕様を含めて取り扱いがある。

走った分だけ|近場中心なら月額を抑えやすい
月額が一定|仮審査は無料
2社の月額の違いや、購入・ローンとの5年間の総額比較は、下記の記事に詳しくまとめている。
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カーリース徹底比較新型エルグランドのカーリース料金比較|オリコ・エンキロと5年総額を検証
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似た車(大型ミニバン)もカーシェア・レンタカーで乗れる
まとめ|静粛性と乗り心地は期待以上

丸の内特別試乗会で新型エルグランドに乗ってみて、一番印象に残ったのは静粛性と乗り心地だった。デザインの質感、e-4ORCEによる発進・加速時の安定感、スムーズストップ機能によるブレーキの滑らかさは、カタログスペックだけでは伝わらない部分だ。大型ミニバンを検討していて、同乗者の快適性を重視する人には、実車で一度試乗してみることを強くすすめたい。ライバル車種との価格・装備比較や、購入前に知っておきたいカーリースの選択肢は、下記の関連記事もあわせて確認してほしい。
試乗して良かったところ
- 車内が静か。上り坂でもエンジン音はほとんど聞こえなかった
- e-4ORCEで発進・加速のときに車体が揺れない。大型ミニバンなのにEVのような滑らかさ
- スムーズストップでブレーキが滑らか。2列目の家族はコンフォートモードが一番快適だった
- スポーツモードは俊敏で運転が楽しい。坂道でも余裕のある加速
- BOSEの22スピーカーは立体的な音の広がり(オプション)
試乗して気になったところ
- バンパー下部のミリ波レーダーのセンサーがそのまま見える
- 統合型ANCをオンにすると、音がわずかにこもったように感じる瞬間があった
- e-Pedal Stepは回生が強く、実用の場面では使うことが少なそう
- 試乗は丸の内の滑らかな一般道・20分。高速道路とプロパイロット2.0は試せていない
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試乗して感じた静粛性と乗り心地は、写真や数字だけでは伝わりにくい部分!!気になる人はぜひ実車で試乗してみてください!!




