レクサスは2026年9月1日、SUV「NX」のマイナーチェンジモデルを世界初公開した。今回の改良で最も大きいのは、ガソリンエンジンのみのグレード「NX350」を廃止し、ハイブリッド(HEV)とプラグインハイブリッド(PHEV)のみのラインアップへ切り替えたことだ。デザインも新しい「メッシュスピンドルグリル」を全グレードに採用してフロントマスクが一新されたほか、車載OS「Arene OS」の採用やSensory Conciergeと呼ばれる新しい快適装備など、中身の刷新も大きい。発売は2026年末以降、各地域で順次始まる予定で、日本の価格と発売日はまだ発表されていない。
この記事では、新型NXの変更点、パワートレイン構成、インテリア・安全装備に加えて、いちばん気になる「新型の価格はいくらになるのか」を、今のNXの価格から整理する。あわせて、カーリースでNXを検討している人向けに、現行モデルと新型のどちらを選ぶべきかという視点でも考えてみたい。
この記事の結論
- 新型NXは2026年9月1日に世界初公開
- 発売は2026年末以降。日本の発売日は未発表
- 新型の価格は未発表。今のNXは550万〜772.5万円
- ガソリン車(NX350)は販売終了。HEVとPHEVだけに
- 今すぐ乗るならカーリースで月55,450円〜(エンキロ5年)
NX350h 3年 月57,550円〜|頭金0円・仮審査は無料
5年 基本料55,450円+25円/km|走った分だけ
新型NXの概要|まず分かっていること

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 世界初公開 | 2026年9月1日 |
| 発売時期 | 2026年末以降、各地域で順次(日本の発売日は未発表) |
| 価格 | 未発表(今のNXは5,500,000〜7,725,000円) |
| パワートレイン | HEV・PHEVのみ。ガソリン専用グレード「NX350」は廃止 |
| 新グレード | 「NX300h」(2Lハイブリッド)を新設定 |
| 車載OS | 「Arene OS」を採用。14インチディスプレイ・12.3インチフル液晶メーター |
| ボディ | 全長を30mm延長し4,690mmに |
数値は2026年9月時点のグローバル発表を基にしたもの。日本仕様の詳細なグレード構成・装備は今後の正式発表で更新される可能性がある。
レクサスは2026年、NX以外のモデルでも動きが相次いでいる。4月にはフラッグシップMPV「LM」が3度目の一部改良を実施し、5月には3列シートの新型BEV SUV「TZ」を世界初公開、そして9月17日にはスポーツセダン「IS」も一部改良を発表し、特別仕様車「F SPORT Mode Black Ⅵ」(695万円・10月1日発売)を追加している。SUV・MPV・セダンとカテゴリを問わずラインアップ刷新が続いている状況だ。
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最大の変更点はガソリン車の完全廃止

先代NXはガソリン車「NX350」、ハイブリッド「NX350h」、PHEV「NX450h+」という3本立てのラインアップだった。新型ではガソリン専用グレードを廃止し、新世代のハイブリッドシステム「e-Axle」を全モデルに搭載する形へ統一している。電動化を前提に、燃費や走行性能を底上げする狙いだ。
ハイブリッドのラインアップには新グレード「NX300h」(2Lハイブリッド)が加わり、価格帯や排気量の異なる選択肢が増えた。PHEVの「NX450h+」は、EV走行だけで走れる航続距離が先代の90kmから140km以上へと大幅に延長されている。日常の買い物や通勤であれば、ガソリンをほとんど使わずに走れる場面が増えそうだ。ガソリン車がなくなることで、給油の手間そのものが減る一方、実質的な車両価格帯は先代よりも上振れしやすい点は、購入・リース双方の検討時に意識しておきたい。

新型NXには、トランスアクスル・モーター・PCU(パワーコントロールユニット)を一体化した新世代のハイブリッドシステム「e-Axle」が採用された。小型・軽量化と低重心化を図りつつ、インバーターのパワー半導体にSiC(シリコンカーバイド)素子を採用することで電気損失を抑え、燃費と動力性能の両立を狙っているという。上の2枚の写真でモーターの数が異なって見えるのは、単純な撮影アングルの違いではなく、HEV系とPHEV系でトランスアクスルの構造そのものが異なるためだと考えられる。
「NX450h+」のEV航続距離が伸びた背景には、電池出力を8%、電池容量を30%向上させた新開発バッテリーの採用がある。DC急速充電に新たに対応して充電時間を大幅に短縮できるほか、充電口には電動開閉式のリッドが採用され利便性も高まった。さらに、電池セルの配置方向を従来の前後向きから横向きに変更したことで、ボディ全体の横剛性向上と低重心化にも寄与しているという。

走行性能に関わる部分では、フロア剛性を約25%、サスペンションタワー剛性を約30%高めるなどボディ全体を大幅に強化したほか、低速からの入力に細かく反応する新しいショックアブソーバーを採用し、ドイツ・ニュルブルクリンサーキットなどでの走り込みを経て仕上げられたという。ステアリングホイールは10mm小径化した360mm径とし、切れ角に応じてギア比が変化する「バリアブルラックギア」を新採用。四輪駆動の「E-Four」も制御が見直され、発進・スリップ・旋回時に加えて直進時も含めた常時4WD走行に対応する。
新型NX主要諸元(プロトタイプ値)
| グレード | NX300h | NX350h | NX450h+ |
|---|---|---|---|
| 駆動方式 | FF | FF・AWD | AWD |
| エンジン | 2.0L 直列4気筒 | 2.5L 直列4気筒 | 2.5L 直列4気筒 |
| エンジン出力 | 110kW | 140〜180kW | 100〜135kW |
| システム出力 | 145kW | ―(未公表) | 215〜240kW |
| 車両重量 | 1,690〜1,750kg | 1,730〜1,870kg | 2,050〜2,130kg |
| 0→100km/h加速 | 9.2秒 | 7.1〜7.8秒 | 6.0秒 |
| EV航続距離 | ― | ― | 約140km(日本/WLTC・暫定) |
※全長4,690mm・全幅1,865mm・全高1,660mm・ホイールベース2,690mmは全グレード共通の見込み。上表を含め、数値はいずれも開発中のプロトタイプ値であり、地域や仕様によって異なる場合がある。正式な仕様は発売時のカタログで確認してほしい。
デザインの変更点|メッシュスピンドルグリルとダブルLシグネチャー


外観では、レクサスの新世代デザイン言語を発展させた「メッシュスピンドルグリル」を全グレードに採用した。ヘッドランプはターンシグナルランプとデイタイムランニングランプ(DRL)を一体化した「ダブルライン」の新意匠となり、夜間の点灯時の表情も先代とは大きく異なる(テール側の「ダブルLシグネチャー」とは別の意匠で、詳細は後述する)。ボディサイズは全長が30mm延長され4,690mmとなった一方、全幅1,865mm・全高1,660mmは先代から変更ない見込みだ(開発中のプロトタイプ値)。外装色は新色「SONIC TELLUS」とF SPORT専用色「TITANIUM CARBIDE GRAY」を含む全9色がラインアップされる。



リアまわりも刷新されており、テールランプは左右をつなぐ帯状のフルLEDデザインに変わった。両端の「L」字が二重に光るレクサス初採用の「ダブルLシグネチャー」が採用されており、中央に大きく配置された「LEXUS」ロゴとあわせて新しい存在感を放つ。バンパー下部の造形もシャープになり、フロントのメッシュスピンドルグリルと呼応するような彫りの深いラインでまとめられた。ヘッドライトの「ダブルライン」意匠とあわせて、フロントからリアまで一貫して精悍な表情になった点は、写真で見比べるとわかりやすい。
インテリア・先進安全装備|「Arene OS」採用の14インチディスプレイとLSS+ 4.0

インテリアで最も大きな変更点は、トヨタ・レクサスの新しい車載ソフトウェアプラットフォーム「Arene OS」の採用だ。14インチのインフォテインメントディスプレイと12.3インチのフル液晶メーターはいずれもArene OS上で動作し、OTA(Over The Air)アップデートによって購入後も機能が順次進化していく仕組みになる。インストルメントパネルからドアトリムへと連なる水平基調のアンビエントライトも新設され、内装色には新色「ABALOS」「PROMINENCE」を含む全5色が用意される。



先進安全装備「レクサス セーフティ システム+」は「LSS+ 4.0」へと進化し、プリクラッシュセーフティの検知範囲が拡大。交差点での対向直進車や横断中の歩行者・自転車への対応力が高まったほか、ブラインドスポットモニターは側方の自転車・バイクの検知にも対応する。レーダークルーズコントロールにはエコランモードと地図連携機能が加わり、急な体調不良時に車両を安全に停止させる「ドライバー異常時対応システム」、スマートフォンから遠隔で駐車・出庫を行える「アドバンストパーク」も搭載される。
このほか、車線変更を支援する「レーンチェンジアシスト」は作動可能な速度域が広がりスムーズさも向上したほか、状況に応じて自動でハイビームとロービームを切り替える「アダプティブハイビームシステム」、居眠り検知シーンを拡充した「ドライバーモニター」も採用される。パノラミックビューモニターはスワイプ操作で3D表示に切り替えられるようになり、トレーラーけん引時にも「レーントレーシングアシスト」やドライバー異常時対応システムが機能し、ブラインドスポットモニターの検知範囲もトレーラーを含む形に拡張されるなど、けん引時の安全性にも配慮されている。

荷室については、現時点のグローバル発表で容量(リッター数)などの具体的な数値は公表されていない。写真を見る限り床面はフラットに近く、後席を倒せば奥行きを拡張できる造りのようだ。積載量を重視する人は、正式なカタログ発表後の数値をあわせて確認しておきたい。
新機能「Sensory Concierge」|光・香り・音楽・空調が連動する快適装備

新型NXには、光・香り・音楽・空調・シートヒーターの5要素を連動させる新機能「Sensory Concierge」が搭載される。「INSPIRE」「RADIANCE」「REVITALIZE」の3モードを用意し、ドライバーや同乗者の気分に合わせて車内環境を自動で演出する仕組みだ。レクサスのデザイン思想を象徴する5種類のフレグランスも用意されており、単なる移動空間ではなく「気分を切り替える場所」としての作り込みが進んでいる印象を受ける。この種の快適装備は数値スペックには表れにくいが、日常的に乗る車としての満足度を左右する部分でもあり、実車での体感を確かめておきたいポイントだ。
新型NXの価格はいくら?発売はいつ?|今のNXの価格から考える

新型NXの価格は、2026年9月時点でまだ発表されていない。レクサスの発表は「2026年末以降、順次各地域で発売を予定」というところまでで、日本の発売日と価格は、発売が近づいた時期に正式に発表される流れになる。
価格の目安になるのは、今のNXの価格だ。レクサスの公式サイトでは、今のNXは全パッケージで5,500,000〜7,725,000円。PHEVのNX450h+は7,495,000〜7,725,000円となっている。ガソリン車のNX350はすでに販売終了のお知らせが出ていて、ラインアップはハイブリッドとPHEVに絞られつつある。
今のNXの価格(レクサス公式サイト)
| パワートレイン | 価格(税込) | 新型での扱い |
|---|---|---|
| NX350h(2.5Lハイブリッド) | 5,500,000〜6,876,000円 | 継続(新しいハイブリッドシステムに) |
| NX450h+(PHEV) | 7,495,000〜7,725,000円 | 継続(EV走行 140km以上に) |
| NX350(2.4Lターボ・ガソリン) | 販売終了 | 廃止 |
| NX300h(2.0Lハイブリッド) | — | 新しく追加 |
価格はレクサス公式サイトの価格表(2026年9月時点、全パッケージの範囲)。新型の欄はレクサスの世界初公開の発表から。
新型NXは値上げになる?
新型の価格は発表前なので、上がるか下がるかはまだ言えない。確かなのは、新型では新しいハイブリッドシステム「e-Axle」、Arene OSの14インチディスプレイ、LSS+ 4.0など、装備が大きく入れ替わることだ。一方で、2.0Lハイブリッドの「NX300h」が新しく加わるので、今より手ごろな入り口のグレードが用意される可能性もある。
予算を考えるときは、今のNXの価格(550万〜772.5万円)を基準にして、発表を待つのが現実的だ。
新型NXはいつ発売?
レクサスの発表では、発売は「2026年末以降、順次各地域で」。日本向けの発売日はまだ決まっていない。発表から発売まで間があるので、車検や今の車の契約満了が近い人は、今のNXに乗るか、新型を待つかを先に考えておきたい。
新型を待つか、今のNXにするか
- 新型を待つ:Arene OS・LSS+ 4.0・EV走行140km以上のPHEVが欲しい人
- 今のNXにする:早く乗り始めたい、価格が決まっている安心感を取りたい人
- 迷ったら:今のNXの月額を確かめて、新型の発表後に比べる
正式な価格・グレード構成の発表まで時間があるため、今すぐSUVに乗りたい場合は、現行モデルのNXをカーリースで検討するのも一つの方法だ。
▶︎ 現行レクサスNXのカーリース月額を見る(エンキロ・オリコで乗ーる比較)
カーリースで新型NXを検討する場合の考え方

カーリースでNXを検討している場合、「発売を待って新型に乗るか」「先に現行モデルで契約するか」という選択が出てくる。新型は装備・安全性能ともに大きく進化する一方、ガソリン車が廃止されることで実質的な価格帯は先代より上がりやすく、月額も相応に上がる可能性がある。逆に現行モデルは、装備面では新型に譲るものの、月額の負担を抑えやすく、在庫状況によっては早期に乗り始められるという利点がある。新型の正式な月額シミュレーションが出そろうまでは、まず現行NXの月額感を把握しておき、発売後にあらためて比較するのが現実的な進め方だろう。
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今のNXのカーリース月額(2026年9月)
| 会社・契約 | 月額(税込) | 条件 |
|---|---|---|
| オリコで乗ーる 3年 | 57,550円 | NX350h・シンプルプラン・月500km・頭金0円 |
| オリコで乗ーる 5年 | 58,880円 | 同上 |
| エンキロ 3年 | 58,920円+23円/km | ボーナスなし(併用なら31,420円) |
| エンキロ 5年 | 55,450円+25円/km | ボーナスなし(併用なら27,950円) |
オリコで乗ーる・エンキロの公式サイトで2026年9月に確認。エンキロは基本料に走った距離の料金が加わります。
月に500km前後走るなら、定額のオリコで乗ーる(3年 月57,550円)がわかりやすい。週末だけで走る距離が少ないなら、エンキロの距離払いのほうが安くなる。3年契約にしておけば、新型の中古車が出回るころに乗り換えを考えられるのも利点だ。
▶ 定額で乗るなら:オリコで乗ーるでNXの月額を見る![]()
▶ 走る距離が少ないなら:エンキロでNXの距離払いの料金を見る![]()
新型NXで確認したいポイント

発表で確認したいポイント
- 日本向けの正式なグレード構成・装備一覧
- NX300h・NX450h+それぞれの燃費・EV航続距離の実測値
- 先代からの価格差(実質的な値上げ幅)
- Arene OSのアップデート内容とLSS+ 4.0の実際の作動フィーリング
- 現行モデルからの乗り換え時の下取り・カーリース残価への影響
NXのタイヤ交換を考えている方へ
▶ レクサスNXのタイヤサイズ・価格・交換費用
よくある質問(Q&A)

Q. 新型NXはいつ発売されますか?
A. レクサスの発表では、2026年末以降に各地域で順次発売される予定です。日本の発売日はまだ発表されていません。
Q. ガソリン車は選べなくなりますか?
A. ガソリン専用グレードの「NX350」は廃止され、ハイブリッド(NX300h・NX350h相当)とPHEV(NX450h+)のみのラインアップになる。
Q. 価格はいくらになりますか?
A. 新型の価格はまだ発表されていません。目安になる今のNXは5,500,000〜7,725,000円(全パッケージ)で、PHEVのNX450h+は7,495,000円からです。
Q. 今のNXを買うと損しますか?
A. 新型が出ると今のNXは「先代」になりますが、ガソリン車以外のハイブリッド・PHEVは新型にも残るパワートレインです。3年のカーリースなら、残価(満了時の価値)は契約時に決まるので、モデルチェンジで月額が変わることはありません。
Q. 新型NXのカーリース月額はいくら?
A. 新型の価格が発表されるまで月額は出ません。今のNXなら、オリコで乗ーる3年で月57,550円、エンキロ5年で月55,450円+25円/kmです。
Q. インテリアはどう変わりますか?
A. 車載OS「Arene OS」を採用し、14インチディスプレイと12.3インチフル液晶メーターがOTAで進化する仕組みになる。光・香り・音楽・空調が連動する新機能「Sensory Concierge」も搭載される。
Q. 発売を待たずに今NXに乗る方法はありますか?
A. カーリースを使えば、現行モデルのNXに月額払いで乗り始めることができる。新型の正式発表を待つ間の選択肢として検討する価値がある。
新型NXは、ガソリン車の廃止という思い切った判断と引き換えに、Arene OSやSensory Conciergeといった新しい体験価値を盛り込んだモデルだ。日本向けの正式な価格・グレードが発表され次第、この記事も更新する。
まとめ

今回のマイナーチェンジで新型NXは、ガソリン専用グレード「NX350」を廃止し、HEV(NX300h・NX350h)とPHEV(NX450h+)のみのラインアップに再編された。エクステリアは新デザインの「メッシュスピンドルグリル」を核に、ヘッドライトとテールライトもあわせて刷新され、フロントからリアまで一貫してシャープな印象になっている。荷室の使い勝手は大きく変わっていないようだが、インテリアは「Arene OS」を採用した14インチディスプレイや、香りで演出する新機能「Sensory Concierge」など快適装備が大幅に進化した。価格はまだ発表されておらず、発売は2026年末以降に順次始まる予定だ。今のNXは550万〜772.5万円で、今すぐ乗りたいならカーリースという選択肢もある。正式なグレード構成や実際の燃費・価格が判明し次第、この記事も更新していく。
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